「エスパルスに行く一択だった」小野伸二がレッズに“進路変更”した理由を告白「しがらみというと失礼かもしれないけど…」

2025年09月14日 サッカーダイジェストWeb編集部

「気持ちが、すごく嬉しくて」

小野氏がプロ入り時のチーム選びを振り返った。写真:鈴木颯太朗

 元日本代表MFの小野伸二氏が、かつて浦和レッズで共闘した鈴木啓太氏のYouTubeチャンネルに出演。浦和でプロキャリアをスタートした経緯を語った。

 1979年生まれで静岡県沼津市出身の小野氏は、清水商高に進学。選手権こそ出場できなかったが、インターハイや国体で活躍し、当時からその才能は高く評価されていた。

 高校卒業が近づき、多くのJリーグクラブからオファーを受けたとされるが、本人は詳しく把握しておらず、「自分は(清水)エスパルスに行く一択だった」と回想する。

 ではなぜ地元を離れ、浦和への加入を決断したのか。

「エスパは経営危機で、会社が潰れるみたいな、そういう時期でもあった。それ以外に、しがらみというと失礼かもしれないけど、大人の人たちが『絶対にエスパに行け』と。その雰囲気が、めちゃめちゃ強くて押し潰されそう。苦しくて」
 
 浦和を選んだのは、スカウトの熱意だったという。

「レッズは、スカウトの人が毎日練習に来てくれる。本当に嬉しかった言葉は『エスパに行くのは分かっている。そうじゃなくて、君のプレーを見ていたいんだ』と。そういう気持ちが、すごく嬉しくて。強いプレッシャーに押し潰されそうになって、『これは1回、外に出た方がいいんじゃないか』っていう子供ながらの考えで。高校で3年間清水にお世話になったけど、『ここは一度出よう』と」

 その後、浦和で1年目から活躍した小野氏は、海外クラブを経て、10年から12年途中まで清水でもプレーをした。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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