0-5惨敗で衝撃の開幕6戦6敗。昨季90Pで英2部3位が緊急事態。指揮官が語る現状「道はただ1つ——」「私が自分を最初に批判する」

2025年09月13日 サッカーダイジェストWeb編集部

古橋にバーミンガム初ゴールを許すなどし、カップ戦も1回戦敗退

今季6試合を戦い、勝率0%・敗率100%のシェフィールド・U。(C)Getty Images

 6試合で6敗。最悪のスタートだ。

 現地9月12日に開催されたイングランド2部リーグ第5節で、シェフィールド・ユナイテッドが、降格組のイプスウィッチと敵地で対戦。失点を重ね、0-5で大敗した。

 これでリーグ開幕5連敗。古橋亨梧にバーミンガム初ゴールを許すなどし、1-2で敗れたカラバオカップ1回戦を含めれば、6連敗となった。

 昨季は勝点90を獲得し、3位に入りながら昇格プレーオフで14ポイントも下回るサンダーランドに苦杯を喫し、昇格ならず。最大の目標こそ達成できなかったものの、力強い戦いを見せたなか、今季はここまで勝率0%、敗率100%を記録してしまっている。
 
 当然、解任がちらつく。今季からチームを率いるルベン・セレス監督はイプスウィッチ戦後、英衛星放送『Sky Sports』のインタビューで苦しい現状を語った。

「この世界はそういうものだ。試合に勝てなければ、自分の立場は常に議論の対象となる。それは私だけでなく、世界中のどの監督にも当てはまる。それが現実だ。我々にとっての道はただ1つ――クラブで最後の瞬間まで懸命に働き続け、常に100%を尽くすことだ。仕事を完遂し、望んだ結果を得られなくても、少なくとも自分の信念や価値観、物事への取り組み方は明確だと言える。

 彼ら(シェフィールド・Uのオーナー)は今日まで私を支えてくれた。試合後には話していない。フットボールでは様々な出来事が起きる。人々は決断を下さねばならない。私がスタメンを決めなければならないようにね。私は他者が下す決断を心配しているわけではない。トレーニングに臨む際、どうすればより良くなるか、選手たちの士気をどう高めるか、次の試合にどう備えるか、それだけを考えている。それが私の姿勢だ」

 42歳のスペイン人指揮官は「私は自分自身を最初に批判する者であり、プレッシャーをかける者だ。これからもずっとそうあり続けるだろう」とも伝えた。

 次節は昇格組のチャールトンをホームに迎える。初勝利を掴み、プレッシャーを和らげることはできるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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