「的外れな批判」「嫉妬だ」ドイツの年代別代表→韓国代表を選択した22歳MFを独メディアが“攻撃”で韓国憤慨!「キム・ミンジェから標的を変更したのか」

2025年09月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

「代表戦期間中に貴重な機会を逃した」

アメリカ戦で韓国代表デビューを飾ったカストロップ。(C)Getty Images

 ドイツ人の父、韓国人の母を持つボルシアMGのMFイェンス・カストロップは、韓国代表入りを選択。9月の米国遠征で初招集されると、アメリカ戦(2-0)でデビューを果たし、メキシコ戦(2-2)にも出場した。

 韓国メディアによれば、その22歳をドイツメディアが批判しているという。

『SPOTV NEWS』は「ドイツメディアは、カストロップの韓国代表入りを批判。『ワールドカップの夢を叶えることはボルシアMGでの競争力を弱める』と非難した。キム・ミンジェから標的を変更した」と見出しを打ち、次のように報じた。

「カストロップは韓国代表デビュー戦でまずまずの成功を収めた。しかし、ドイツは自国ではなく韓国を選んだことに抵抗を感じていたのだろうか?彼らはカストロップに対して、的外れな批判を行った」

 同メディアは、ドイツの大手紙『ビルト』が次のように報じたと伝えている。

「カストロップはこの代表戦期間中に貴重な機会を逃した。練習中やシャルケ戦でセオアネ監督にブレーメン戦出場に向けてアピールする時間があったが、代表スケジュールの都合でその機会を逸したのだ」

「アメリカ遠征を終えたカストロップは金曜日まで練習に復帰できず、時差ボケにも悩まされる。10月にソウルで行われるブラジル戦(アジア遠征)や11月の代表戦期間中も、同じ問題が続く可能性が高い」
 
『SPOTV NEWS』は「この論理は、『代表選考→チームの競争力低下』という、あくまでドイツ側の視点から捉えた批判だ。ドイツ生まれで、ドイツの年代別代表でプレーしていたカストロフは、母親の母国に倣い、韓国代表を選んだ。カストロップの長旅と時差が心身に悪影響を与えた可能性は確かにあるが、出場機会や試合出場の不確実性を選手個人の選択のせいにするのは、あまりにも問題が多すぎる」と非難している。

「興味深いことに、この批判のパターンは、ドイツメディアによる(韓国代表DF)キム・ミンジェへの批判と似ている。ナポリからバイエルンに移籍したキム・ミンジェは、レギュラーだったにもかかわらず、容赦ない批判にさらされてきた」

 記事は「国籍や大会出場歴に基づく過度な批判は、選手個人に不必要なプレッシャーを与え、ファンに歪んだイメージを残すことになる。カストロップは国内と国際レベルでの地位を固める必要があるが、ワールドカップへの夢が彼の競争力を低下させると単純に判断するのは時期尚早だろう」と主張を続けた。

 また、同じく韓国の『OSEN』も、「太極旗を身に着けた途端、ドイツメディアから嫉妬の視線を浴びた」と報道している。

「ドイツメディアのスタンスは明確だった。代表チームで彼がポテンシャルを発揮したという事実ではなく、所属クラブでのポジションを失ったという『危機的状況』に焦点を当てた。これは、韓国を選んだカストロップに対する一種の嫉妬と羨望と解釈できる」

 謂れのない非難に対して、反論を展開した。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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