望月ヘンリー海輝がアメリカ戦で得た手応え。“強み”を意識してプレー。フィジカル勝負も「そんなに劣ってはなかった」【日本代表】

2025年09月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

「弱点のない選手になっていきたい」

アメリカ戦で確かな手応えを掴んだ望月。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/現地特派)

 日本代表は現地9月9日、国際親善試合でアメリカ代表と敵地コロンバスで対戦。0-2の完敗を喫した。

 この試合に右ウイングバックで先発した望月ヘンリー海輝は、「わりと前への推進力というか、前へ前への意識は持って入れたので、入りは良かったのかなと思います」と振り返る。失点に関与するプレーもあったが、攻撃面ではストロングポイントを出すことができた。

 自らの"強み"を意識して、ピッチに立っていた。

「僕は、メキシコ戦で言ったら、(堂安)律君のようなプレーはできないので、高い位置で起点を作ったり、ヘディングで競ったり、裏抜けするのは自分ができることなので、それを意識してプレーしていました」
 
 23歳のDFは確かな手応えも掴んだようで、次のように続ける。

「何回か(佐野)海舟君からのボールで裏に抜けたりとか、(伊東)純也君からのボールで深い位置まで切り込めたりってところはあったので、そういう部分は何回かやれたので良かった」

 フィジカル勝負で、負けることがなかったわけではない。それでも「そんなに劣ってはなかったと思います」と自負。「そこはより自分のストロングな部分に自信を持ちつつ、相手にやられた部分もしっかりと振り返り、自分のものに還元して弱点のないような選手になっていきたい」と意気込む。

 一方、失点に絡んだシーンに関しては、これを教訓にしていくつもりだ。

「相手のシザースに引っかかってしまった。無理に縦に入らずに中を切って、縦のスピード勝負で、いつも通りにやれば良かった。経験の一言で片づけられる問題ではないんですけど、今後Jリーグでも同じようなシーンがあると思うので、ここで得たものを活かしていきたい」

 来年のワールドカップまで、残された時間はそう多くない。次の代表活動は10月だ。望月は「そこに選ばれるためにも強みを伸ばしていきつつ、課題の部分で"成長したな"と、選んでもらう人たちに思わせることが大切」と気合を入れる。「常に課題に向き合って、一歩ずつ登っていけたら」とさらなる成長を目ざす。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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