【日本代表の採点&寸評】“総替え”でアメリカに完敗…先発10人が及第点未満の厳しい現実。好守を連発した12番の活躍が唯一の救いか

2025年09月10日 江國森(サッカーダイジェストWeb編集部/現地特派)

先制ゴールを奪われると完全に流れを引き渡した

【警告】日本=小川(35分)、鈴木唯(61分)アメリカ=センデハス(23分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】センデバス(アメリカ)

[国際親善試合]日本 0-2 アメリカ/9月9日/ロウアードットコム・フィールド

 アメリカ遠征の2戦目、森保一監督が率いる日本代表は現地9月9日に、国際親善試合でアメリカ代表とロウアードットコム・フィールドで激突した。

 3日前のメキシコ戦(0-0)から"スタメン総入れ替え"の森保ジャパンは、30分に失点。右サイドからクロスを入れられ、アレックス・センデハスにボレーシュートを叩き込まれた。

 1点を追う後半、システムを3-4-2-1から4-2-3-1に変更。まずは同点に追いつきたかったが、64分にリードを広げられる。クリスチャン・プリシックのスルーパスからフォラリン・バロガンに決められた。

 その後も懸命に反撃を試みたが、最後までゴールが遠く、0-2で敗れた日本。メキシコ戦に続き、またも白星を掴めず。今回のアメリカ遠征は1分け1敗の戦績で終わった。
 
▼日本代表のチーム採点「5」

 スコアレスドローに終わったメキシコ戦から、先発11人を総入れ替え。注目された左CBには38歳の長友佑都を起用した。

 試合の入りはそれほど悪くなかったものの、ビルドアップが機能せず、前半でのボールを収められずに徐々に押し込まれる展開となる。

 守備でもボールを奪いきれず、ずるずると下がるばかりで後手に回り、30分の先制ゴールを奪われると完全に流れを引き渡した。

 4バックにシフトした後半も悪い流れを変えられずに2点目を献上。その後もピンチの連続で、GK大迫敬介の好セーブがなければ、もっと大差がついていてもおかしくなかった。

 最高点は、唯一の救いとなったその12番の6.5点。残りの先発10人は全員及第点(6点)未満の厳しい評価をつけざるを得ない。

取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部/現地特派)

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

【画像】日本代表のアメリカ戦出場17選手&監督の採点を一挙紹介! 先発10人が及第点未満の厳しい評価。最高点は好守を連発した12番

【記事】「自分の甘さ」「自分の責任です」驚きの左CB起用、38歳・長友佑都の失点関与を猛省。前半で交代、表情から伝わってきた危機感「もっとやれないと話にならない」【現地発】

【記事】「過大評価だった」「大迫がいなければ0-5の試合」スタメン総入れ替えでアメリカに完敗…森保ジャパンにファンの不満噴出「攻撃も守備も個人任せ」「なんのためのテストマッチ?」
 
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事