「リスクを冒さなかったら点は取れない」J1首位で初優勝へまい進! 京都の25歳DFが町田戦の衝撃弾を回想「自分のインパクトで当てれば入る感じだった」

2025年09月08日 サッカーダイジェストWeb編集部

「サポーターが足を動かしてくれる。熱に応えれば優勝できる」

京都の右SBで躍動する福田。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 J1で首位に立つ京都サンガF.C.のDF福田心之助が、9月6日にテレビ東京系列で放送されたサッカー専門番組「サタデーナイトJ」に出演。現役時代は柏や浦和、京都などで活躍した元日本代表FWの李忠成氏のインタビューに応じた。

 福田は、明治大を卒業後の2023年に京都でプロキャリアをスタート。ルーキーイヤーのシーズン途中からスタメンに定着すると、それ以降も豊富な運動量を活かしてチームに貢献し続けている。

 自慢の走力について李氏から問われると、25歳の右SBはこう答える。

「プロになってからは、ただ走れるだけの選手、それも一つの大きな才能だと思っていて。90分やれる力もそうですし、走り負けないのは、サッカーの要所の局面でけっこう大事ですし、相手に与える印象が全然違うので、そこは絶対に負けたくないです」

 また、5月に行なわれたJ1第15節のFC町田ゼルビア戦(2-1)では、1-1で迎えた90+5分にペナルティアーク付近で左足を振り抜き、決勝点となるミドル弾を叩き込んだ。李氏も衝撃を受けたという一撃を、福田は次のように解説した。
 
「1-1で、後ろにも相手の選手が何人か残っていたんですけど、あそこでリスクを冒して行かなかったら点も取れないので、無意識で行っちゃいましたね。クロスだったら大外に入ったんですけど、早めにゴール前がごちゃごちゃっとなったので、半分リスク管理も含めて。

 でも、こぼれてきたら打つぞという意識でした。あの一瞬でニアのコースしか見えなくて、打つ瞬間にちゃんと自分のインパクトで当てれば、入る感じはありました」

 日本代表も目標の1つだ。そこに向けた課題を尋ねられると、「抽象的で申し訳ないんですけど、インパクト」とし、こう続ける。

「『お前、そこにいるの?』とか『えっ?』みたいな。『何か分からないけど、あいつ凄いな』と言われるインパクトがあれば、自ずと目に留まると思う」

 チームはJ1初優勝を目ざして突き進んでいる。福田は「サポーターが僕らの足を動かしてくれている。その熱に応えていければ優勝できると思う」とし、「サンガがやっているサッカーが日本中に伝われば、僕らがやっている意味があると思うので、そういうシーズンにしたいです」と意気込んだ。
 
構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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【動画】李忠成も驚き! サンガ福田心之助が町田戦で決めたミドル弾
 

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