4部に屈した3日前に続いてまた――なぜマンU指揮官はPKを見ないのか。97分弾で超劇的初勝利後に理由を明かす

2025年08月31日 サッカーダイジェストWeb編集部

同胞の主将ブルーノを信頼

昨季からマンUを率いるアモリム監督。(C)Getty Images

 8月30日に開催されたプレミアリーグ第3節で、ルベン・アモリム監督が率いるマンチェスターユナイテッドが、昇格組のバーンリーとホームで対戦。3日前にカラバオカップ2回戦で、4部のグリムズビー相手に屈辱の敗北を喫していたなか、3-2で接戦を制した。

 2度追いつかれる苦しい展開だった。それでも、最後は90+7分に頼れる主将ブルーノ・フェルナンデスがPKを決め、今季4戦目にしてようやく初勝利を挙げた。

 B・フェルナンデスがPKを蹴る際、ベンチ前の壁に足を投げ出し、深く椅子に座るアモリム監督は視線をずらし、意地でもキックの瞬間を見ず。振り返れば、グリムズビー戦でのPK戦の際も別方向に目を向けていた。
 
 一体なぜか。クラブ公式サイトによれば、名門復権を託されて2季目のポルトガル人指揮官は、バーンリー戦後にその理由を問われ、こう答えた。

「ファンの姿を見るのが好きなんだ。(PKは)なるようになるさ。あの瞬間、試合に勝つのは当然だと思っていた。それにブルーノが連続で失敗するとは思わなかった」

 アモリム監督の同胞B・フェルナンデスは、前節のフルアム戦(1-1)で痛恨のPK失敗。ただ今回はきっちりと成功させた。

 ブルーノなら大丈夫――キッカーではなく、ファンを見る指揮官の信頼は相当厚いようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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