「自分たちの地域ではよく使うフレーズ」と釈明も…
かつては1部のベティスでもプレーしたホセ・カルデロン。(C)Getty Images
口は禍の元である。現代の口は、SNSにも当てはまる。よくよく気を付けるべきだ。
日本のスポーツニュース、サッカーニュースでは扱われないだろうが、先日、一人のスペイン人選手が"禍を呼び寄せて"契約を解除されている。
スペイン2部のコルドバに所属していた左サイドバックのホセ・カルデロンは、3部で昇格を目指すナスティック・タラゴナへの入団が内定していた。2025-26シーズンに向けて所属クラブでは構想外だったが、その経験が評価された形だった。何もなければ、現地でそれなりに報じられる程度のニュースだったが...。
カルデロンはナスティックから突如、契約を破棄され、その理由がSNSを中心に話題になった。
2023-24シーズン、コルドバはプレーオフでバルサ・アトレティック(バルサのセカンドチーム)を下し、悲願の2部昇格を果たしている。当時、カルデロンもチームの主力だった。戦いはし烈を極め、かなりやり合ったようだが...。
「カタルーニャ人どもの死体の上でクソをするぜ!」
バルサ・アトレティックを下した勝利の高揚感で、カルデロンはSNSでそう発信したのである。言うまでもないが、物議を醸すことになった。
日本のスポーツニュース、サッカーニュースでは扱われないだろうが、先日、一人のスペイン人選手が"禍を呼び寄せて"契約を解除されている。
スペイン2部のコルドバに所属していた左サイドバックのホセ・カルデロンは、3部で昇格を目指すナスティック・タラゴナへの入団が内定していた。2025-26シーズンに向けて所属クラブでは構想外だったが、その経験が評価された形だった。何もなければ、現地でそれなりに報じられる程度のニュースだったが...。
カルデロンはナスティックから突如、契約を破棄され、その理由がSNSを中心に話題になった。
2023-24シーズン、コルドバはプレーオフでバルサ・アトレティック(バルサのセカンドチーム)を下し、悲願の2部昇格を果たしている。当時、カルデロンもチームの主力だった。戦いはし烈を極め、かなりやり合ったようだが...。
「カタルーニャ人どもの死体の上でクソをするぜ!」
バルサ・アトレティックを下した勝利の高揚感で、カルデロンはSNSでそう発信したのである。言うまでもないが、物議を醸すことになった。
バルサはカタルーニャ自治州のクラブで、もともと独自の文化、言語を持ち、中央からの弾圧、迫害を受けている。それだけに、カタルーニャの人々は今も独立の気運も強い、攻撃を受けた時のエネルギーは想定以上だ。
バルサだけではなく、ナスティックもカタルーニャのクラブである。
そしてカルデロンは、"1年前に犯した罪"の罰を受けることになった。SNSで発進した言葉は、ブーメランのように帰ってきた。当時の発言が蒸し返されると反発はすさまじく、結局、契約は破棄されている。
「自分たちの地域ではよく使うフレーズ」
カルデロンは謝罪しつつ、そう釈明している。彼はスペインの南のアンダルシア人で、たしかに気質的には粗野なところもある。文章のままの悪意をぶつけたわけではなかったはずだ。
しかし、言葉にした悪意は増幅し、制御できない。
スペインは複合民族国家で、それぞれの地域で独自のプライドを持っている。それをリスペクトしない選手は、残念ながら救われない。なぜなら、カタルーニャ人を腐した場合、こうした事件は起こり得るし、それ以外でも多くのクラブにカタルーニャ人はいるのだ。
カルデロンは、ひと時の憂さ晴らしのために投げた一文のために、人生を難しくした。あまりに高い代償と言える。しかし、人の憎しみや悪意はそういうものである。くれぐれも、ご注意を。カルデロンだけでなく、この世界に生きる人間すべてに当てはまる教訓である。
文●小宮良之
【著者プロフィール】こみや・よしゆき/1972年、横浜市生まれ。大学在学中にスペインのサラマンカ大に留学。2001年にバルセロナへ渡りジャーナリストに。選手のみならず、サッカーに全てを注ぐ男の生き様を数多く描写する。『選ばれし者への挑戦状 誇り高きフットボール奇論』、『FUTBOL TEATRO ラ・リーガ劇場』(いずれも東邦出版)など多数の書籍を出版。2018年3月に『ラストシュート 絆を忘れない』(角川文庫)で小説家デビューを果たし、2020年12月には新作『氷上のフェニックス』が上梓された。
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バルサだけではなく、ナスティックもカタルーニャのクラブである。
そしてカルデロンは、"1年前に犯した罪"の罰を受けることになった。SNSで発進した言葉は、ブーメランのように帰ってきた。当時の発言が蒸し返されると反発はすさまじく、結局、契約は破棄されている。
「自分たちの地域ではよく使うフレーズ」
カルデロンは謝罪しつつ、そう釈明している。彼はスペインの南のアンダルシア人で、たしかに気質的には粗野なところもある。文章のままの悪意をぶつけたわけではなかったはずだ。
しかし、言葉にした悪意は増幅し、制御できない。
スペインは複合民族国家で、それぞれの地域で独自のプライドを持っている。それをリスペクトしない選手は、残念ながら救われない。なぜなら、カタルーニャ人を腐した場合、こうした事件は起こり得るし、それ以外でも多くのクラブにカタルーニャ人はいるのだ。
カルデロンは、ひと時の憂さ晴らしのために投げた一文のために、人生を難しくした。あまりに高い代償と言える。しかし、人の憎しみや悪意はそういうものである。くれぐれも、ご注意を。カルデロンだけでなく、この世界に生きる人間すべてに当てはまる教訓である。
文●小宮良之
【著者プロフィール】こみや・よしゆき/1972年、横浜市生まれ。大学在学中にスペインのサラマンカ大に留学。2001年にバルセロナへ渡りジャーナリストに。選手のみならず、サッカーに全てを注ぐ男の生き様を数多く描写する。『選ばれし者への挑戦状 誇り高きフットボール奇論』、『FUTBOL TEATRO ラ・リーガ劇場』(いずれも東邦出版)など多数の書籍を出版。2018年3月に『ラストシュート 絆を忘れない』(角川文庫)で小説家デビューを果たし、2020年12月には新作『氷上のフェニックス』が上梓された。
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