「恐ろしいミス。完全に調子を崩している」51戦33発→6戦1発…日本人エースをセルティック地元メディアが酷評「PKを外したのも当然」

2025年08月27日 サッカーダイジェストWeb編集部

「無駄なプレーが目立つ」

今季から開幕から6試合を戦い、国内カップ戦での1点に留まっている前田。(C)Getty Images

 不調は明らかだ。

 現地8月26日に開催されたチャンピオンズリーグ(CL)プレーオフ第2レグで、前田大然、旗手怜央、山田新、稲村隼翔(登録外)が所属するセルティックが、カイラトと敵地カザフスタンで対戦。先週の第1レグに続いて90分を0-0で終え、延長戦を挟んでPK戦にもつれ込んだ末に敗れ、CL本選出場を逃した。

 悔やまれるのが前田の決定機逸だ。同じ27歳の旗手と共に先発した日本人エースは87分、裏抜けしてGKと1対1になったものの、仕留めきれず。左足で放ったシュートは大きく枠を外れた。さらにPK戦でも痛恨の失敗。自らのキックで敗退が決まってしまった。

 昨季は51戦33発の大暴れを見せただけに、落胆は大きい。
 
 英公共放送『BBC』は「ゴールネットを揺らさなければならないのは当然だろう。去年、あのようなシュートをゴールネットに叩きつけるのを何度見ただろうか?痛恨のミスだ」と伝えたほか、地元メディア『THE SCOTSMAN』は採点記事で3点と評価。次のように綴った。

「仕事量は疑いようがないが、アウトプットは疑問符がつく。ファイナルサードでの無駄なプレーが目立ち、87分に決定機でバーを大きく越す恐ろしいミスを犯したことが象徴的だ。ゴール前では完全に調子を崩していた。シュートアウトでの決定的なペナルティを外したのも当然と言える」

 昨季のスコットランドリーグMVPはこの試合に限らず、今季全体で見てもフィニッシュの精度が低い。開幕から6試合を戦い、リーグ戦3試合ではノーゴールで、リーグカップ2回戦で昇格組相手に奪った1ゴールのみに留まっている。

 もっとも、落ち込んでいる暇はない。31日にレンジャーズとの大一番が控えている。宿敵相手に今季リーグ戦初ゴールが奪えれば、復調のきっかけとなるはずだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】終盤にビッグチャンスを逃した前田大然は起き上がれず…

【記事】「インスパイアされた」中田英寿が世界的に有名な大富豪との面会を報告。2ショット公開に反響「これは驚き」「もしや…」
 

次ページ【動画】終盤にビッグチャンスを逃した前田は起き上がれず…

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事