「対象年齢が16歳から18歳では高すぎた」
フランスの国立サッカー養成所に関わっていたトルシエ氏。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)
元日本代表監督のフィリップ・トルシエ氏が、8月21日の深夜に放送されたテレビ東京系列のサッカー専門番組「FOOT×BRAIN+」に出演。母国フランスの育成について語った。
トルシエ氏は、ティエリ・アンリやニコラ・アネルカ、キリアン・エムバペらを輩出したクレールフォンテーヌ国立サッカー養成所の成り立ちを説明する。
「協会主導の育成機関。16歳から18歳を対象にした国立サッカー研究所で、試験的な役割を担っていて、フランスの様々なクラブに育成の見本を見せ、各クラブにも同じアカデミーを作ってもらうための新しいモデルとして作られた。
フランスの育成レベルが、ワールドカップで勝つには不十分だった。それを認識して思い悩む時期がフランスにはあった。それを受けて1970年に大きな改革が行なわれた。その時にできたのが、サッカー協会が作る育成の試験版。いわゆる育成施設を作るための準備機関、道標のようなものとして作られた」
トルシエ氏は、ティエリ・アンリやニコラ・アネルカ、キリアン・エムバペらを輩出したクレールフォンテーヌ国立サッカー養成所の成り立ちを説明する。
「協会主導の育成機関。16歳から18歳を対象にした国立サッカー研究所で、試験的な役割を担っていて、フランスの様々なクラブに育成の見本を見せ、各クラブにも同じアカデミーを作ってもらうための新しいモデルとして作られた。
フランスの育成レベルが、ワールドカップで勝つには不十分だった。それを認識して思い悩む時期がフランスにはあった。それを受けて1970年に大きな改革が行なわれた。その時にできたのが、サッカー協会が作る育成の試験版。いわゆる育成施設を作るための準備機関、道標のようなものとして作られた」
トルシエ氏も、その指導に関わっていた。
「私は当時、その機関の監督を務めていた。いわゆる試験的な意味で呼ばれたと思う。毎年、様々なテーマを設けていた。たとえばフィジカルだけに特化したり、次の年は筋力に視点を向けてみたり。当時は、選手の素質をすべて見ることができなかった。だから、72年の時は研究所として様々な試みをしていた」
そのなかで「対象年齢が16歳から18歳では高すぎた。16歳だと、どこかに欠陥がある時にそれを修正するのが難しかった。その欠陥を直すにはどうしたらいいかを考え、13歳から15歳で育成しなければならないと気が付いた」という。
試行錯誤を重ねて出た成果について、トルシエ氏は「フランスの新たな育成プロセスを確立した。戦術や技術、基礎体力の促進。そして学術分野も扱っている。あとはメディカル面やビデオ分析なども加わり、最近ではAI分析も入っている」と述べる。
フランスは、長年積み重ねた"国策"によって世界屈指のサッカー強豪国にのしあがった。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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「私は当時、その機関の監督を務めていた。いわゆる試験的な意味で呼ばれたと思う。毎年、様々なテーマを設けていた。たとえばフィジカルだけに特化したり、次の年は筋力に視点を向けてみたり。当時は、選手の素質をすべて見ることができなかった。だから、72年の時は研究所として様々な試みをしていた」
そのなかで「対象年齢が16歳から18歳では高すぎた。16歳だと、どこかに欠陥がある時にそれを修正するのが難しかった。その欠陥を直すにはどうしたらいいかを考え、13歳から15歳で育成しなければならないと気が付いた」という。
試行錯誤を重ねて出た成果について、トルシエ氏は「フランスの新たな育成プロセスを確立した。戦術や技術、基礎体力の促進。そして学術分野も扱っている。あとはメディカル面やビデオ分析なども加わり、最近ではAI分析も入っている」と述べる。
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