【G大阪】丹羽大輝が怠慢プレーのパトリックに憤怒。「そこをあやふやにするのはダメ」

2016年07月31日

「そのへんは本人にも言っているし、チームとして戦っていこうと」

広島戦後、静かに怒りを露わにした丹羽。交代選手のプレーに対して厳しく要求した。 写真:佐藤 明(サッカーダイジェスト写真部)

 第2ステージ6節のG大阪対広島戦後、静かに怒りを露わにしたのがG大阪の丹羽大輝だった。表情こそ穏やかだったが、言葉には力がこもっており、発するコメントには怒りの感情が滲み出ていた。

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「代わった選手が役割を考えて入って、それまで一生懸命やった選手のプレーをつながないと。1-0で勝ったけど、理想は2-0、3-0で勝つことだったし、(交代は)そういう健太さんの攻撃的なメッセージだったと思う」
 
 そして、こう続けた。
 
「そのへんは本人にも言っているし、チームとして戦っていこうと。勝ったからこそ気を引き締めて。そこをあやふやにするのはダメだと思うので」
 
 本人とは、アデミウソンに代わって69分から出場したパトリックのことだ。最前線に入りボールを受ける回数は多かったが、簡単にボールロストして逆にカウンターの機会を与えた一方、守備でも途中出場とは思えないチェイシングで相手に自由を与えた。
 
「広島に高さがないのは分かっていたわけで、そっちのストッパーのほうで競れば間違いなくヘディングで勝てるし、ヘディングで逸らせればそこでタメができる。そういう意味を込めての交代だったと思う。そのへんを本人が汲み取ってやっていかないと」(丹羽)
 
 今のG大阪に足りない要素のひとつが「したたかな部分」だと丹羽は指摘する。
 
「上位を目指すとか、優勝するとか、隙を作らないチームになるためには、したたかな部分が必要だと思う。広島さんが今まで勝てていたのは、そういうしたたかな部分で、ちょっとしたところで上回れていたからこそだと思う」
 

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