【ブラジル戦速報】日本、0-2で敗れる。後半はカウンターからチャンス作るもゴールは遠く

2016年07月31日 サッカーダイジェストWeb編集部

粘り強く凌いでいたものの、ついにゴールを割られる。

日本はトップ下に中島を起用。攻撃の起点として機能できるか。写真:サッカーダイジェスト

 五輪本番前の最後のテストマッチとなるU-23日本対U-23ブラジルは、現地時間の7月30日16時30分(日本時間31日4時30分)にキックオフされた。

 日本はGKに中村を起用。DFは右から室屋、塩谷、植田、藤春、MFはボランチに遠藤、原川が入り、2列目には右から矢島、中島、南野と並び、1トップには興梠が起用された。

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 立ち上がりからブラジルがボールを支配。日本は自陣でブロックを構築し、カウンターを狙う展開となった。ポゼッションでは主導権を譲った日本だが、堅実な対応でゴールを許さない。17分にはフェリペ・アンデルソンに決定的なシュートを許したが、GK中村がビッグセーブでこれを阻止した。

 さらに21分にはジェズスにエリア内至近距離からシュートを放たれるも、ここは枠を捉え切れなかった。

 20分以降、日本はブラジルの波状攻撃を受け、押し込まれる展開が続く。

 29分、ブラジルはネイマールのドリブル突破から最後はラフィーニャがヘッドで狙うも、枠を外れた。

 しかし33分、クーリングブレイクを終えたファーストプレーで、ブラジルはバルボサが中央をドリブル突破すると、そのまま左足でシュートを放つ。これが植田に当たって、日本ゴールに吸い込まれた。ブラジルが先制点を挙げる。

 37分、ブラジルはチアゴがバイタルエリア付近からクロスバー直撃の左足ミドル。直後の38分にはネイマールが直接FKを狙うと、またもクロスバーを叩いた。

 40分、ブラジルはバルボサが至近距離から狙うが、中村が再びビッグセーブでゴールを死守。しかし、直後のCKからマルキーニョスにヘディングシュートを叩き込まれ、0-2とリードを広げられた。

 前半はブラジルが2点をリードして終了した。

 日本は後半、中村に代えて櫛引、矢島に代えて浅野、原川に代えて大島を投入してキックオフに臨んだ

 日本は立ち上がり、浅野がスピードを活かした突破でサイドを攻略。際どいクロスを入れ可能性を感じさせる。

 51分にレナトの決定的なシュートは枠を外れる。その直後、日本は遠藤のパスカットから興梠、中島とつなぎ、決定的なチャンスを迎える。しかし中島のシュートは相手GKの好守に阻まれた。

 日本は中盤にスペースが空き出した70分以降、中島、南野を起点にカウンターを繰り出していく。

 77分、日本は遠藤に代えてトレーニングパートナーの富安、中島に代えて同じくトレーニングパートナーの小川を投入した。

 85分、日本は途中出場の亀川がカットインからシュートを放つものの枠を捉え切れない。

 後半アディショナルタイム、ブラジルはネイマールがエリア内に入り込み、切り返しからシュートを放つが、岩波がブロックし、ゴールを許さない。

 結局後半、スコアは動かず。日本はブラジルに0-2で敗れた。日本は現地時間の8月4日に、ナイジェリアとのリオ五輪グループステージ第1戦を迎える。
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