まさに神業、浦和の絶対的守護神が右足一本で決定機を阻止。本人が明かす“ビッグセーブの真相”

2025年08月17日 白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

経験の成せる業だったのか

ビッグセーブ連発でチームを救った西川。(C)SOCCER DIGEST

 2025年8月16日、浦和レッズが名古屋グランパスを2−1で撃破。ホームでのこの勝利の立役者のひとりが、絶対的守護神の西川周作だ。

 1−0で迎えた26分にキャスパー・ユンカーとのボールの競り合いを制すと、終盤の83分には名古屋の決定的なシュートを2本連続セーブ。なかでも素晴らしかったのは、木村勇大の真正面からの一撃を右足一本で止めた神業だ。このビッグセーブについて本人は以下のように解説してくれた。

「木村選手が進入してきたときに、彼の足もとにボールがあったんですけど、そこで僕なりに平行に動かなかったことが、あのセーブにつながったと。斜め前にステップを踏めたことでコースが上手く切れたな、というのが分析しての結果だと思います」

 2−1と一点差だからこそ「攻撃的な守備が不可欠」という西川は、木村との1対1の場面で「相手からしたら(僕が)一歩、二歩前に出るだけで角度が消える」との考えから詰め寄った。その結果「コースが上手く切れた」わけだ。
 
 このビッグセーブは経験の成せる業だったのか。その質問に対し、西川は「最近になってようやく経験は大事だなと思うようになりました」と回答した。

「若い時は『経験って何?』と思っていましたが、経験があればあるほど落ち着きにつながりますし、パフォーマンスも安定します」

 さすがはJ1通算649試合出場の守護神。その言葉には確かな説得力があった。

取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)

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