「つらい」「もう貢献できないと誰かが決めた」一体なぜ?欧州王者のイタリア代表GKがまさかの“構想外”に不満露わ! 指揮官が理由を説明「彼は卓越した守護神だが…」

2025年08月13日 サッカーダイジェストWeb編集部

「ピッチ内外で全力を尽くしてきた」

パリSG退団に追い込まれたドンナルンマ。(C)Getty Images

 チャンピオンズリーグで優勝、クラブ・ワールドカップでも準優勝に貢献した。その守護神がまさか、直後にチームを追われるように去ることになるとは思わなかっただろう。

 この夏、パリ・サンジェルマンはリールからリュカ・シュバリエを獲得した。契約が残り1年というなか、延長が実現していなかったジャンルイジ・ドンナルンマからの路線変更だ。

 そしてドンナルンマは8月12日、SNSで退団する意向を表明。「ポジションを得るために、誇りをもってパリSGのゴールマウスを守るために、加入した初日から、ピッチ内外で全力を尽くしてきた」と述べている。

「残念ながら、自分はもうこのグループの一員ではなく、チームの成功に貢献できないと誰かが決めた。つらく、落胆している」
 
 そのうえで、ドンナルンマは「まだパルク・デ・プランスのサポーターの目を見て、みんなにふさわしい挨拶ができる機会があることを願っている。そうならなくても、みんなのサポートと愛情が自分にとって計り知れないものだったことを分かってほしい」と、ファンや仲間への感謝を続けた。

「決して忘れることはない。これまでの感動、素晴らしい夜、家のように感じさせてくれた君たちのことは、ずっと忘れない。2番目の家であるチームメイトには、すべてのバトル、笑顔、分かち合った瞬間を感謝したい。みんなはずっと僕の兄弟だ。このクラブのためにプレーし、この街で暮らしたことは、自分にとって計り知れない名誉だった。ありがとう、パリ」

 なぜ、パリSGはゴールマウスの門番を代えることにしたのか。イタリア紙『Gazzetta dello Sport』によると、ルイス・エンリケ監督は衛星放送『Sky Sport』で「彼は卓越した守護神で、人としてもさらに素晴らしい。だが、今の私のチームには異なる特徴のGKが必要なんだ」と説明している。

「だからシュバリエを獲得した。こういった決定は難しいものだが、私はあらゆる選択の責任を負う。簡単だったら誰にでもできるだろう。私のチームが必要としているGKのタイプの問題だ」

 一緒に栄光を手にしてまだわずかだが、両者の関係は悪化した。イタリア代表の守護神の去就、そしてパリSGとの騒動は、どのような結末を迎えるのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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