「歴史的なシーズンを送った自分はバロンドールに値する」“DFの雄”の熱い野心。昨季11G16A「人々は僕がFWやMFだと。違うよ」

2025年08月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

そもそも「準々決勝、準決勝、決勝で得点した選手は多くない」

昨季パリSGで際立つ活躍を見せたハキミ。(C)Getty Images

 アシュラフ・ハキミにとって、相当手応えのあるシーズンだったようだ。

 26歳のモロッコ代表DFは2024-25シーズン、パリ・サンジェルマン不動の右SBとして圧倒的なパフォーマンスを披露。チャンピオンズリーグ(CL)とリーグ・アン制覇、クラブ・ワールドカップの決勝進出などに大きく貢献した。

 その特長は何と言っても攻撃力だ。SBの域を超えた役割を担っており、昨季にマークした11ゴール16アシストという数字がそれを物語っている。

 活躍が評価され、個人賞最高の名誉バロンドールの候補にノミネートされたなか、フランス紙『Le Parisien』によれば、ハキミは熱い野心をこう打ち明けた。

「僕の最初の夢はプロサッカー選手になることだった。バロンドールは考えもしなかった夢だ。だけど今、僕もそれを得るに値すると思う。歴史的なシーズンを送ったからだ」
 
 ハキミはDFでありながら、CLにおいて、準々決勝以降全てのラウンドで得点する離れ業をやってのけた。

「準々決勝、準決勝、決勝で得点した選手は多くない。ディフェンダーとしては、それはより困難だ。人々は僕がストライカーやミッドフィールダーだと思っているが、そうではない。僕は4バックの1人としてプレーしていて、守備を考えなければならない。今年自分が残したスタッツは、普通のディフェンダーのものとは異なる。ディフェンダーがそのような成績を残せば、ストライカーよりも価値があると思う」

 過去の受賞者から見て、バロンドールがアタッカー優勢なのは間違いない。"DFの雄"は、パリSGの同僚ウスマンヌ・デンベレや、バルセロナの新星ラミネ・ヤマルらを抑え、風穴を開けられるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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