J1で8月9日から適用される「キャプテンオンリー」。マリノス主将・喜田拓也が語った対応策とは?

2025年08月04日 金子 徹(サッカーダイジェスト編集部)

「ずる賢さは必要」

8月4日のトレーニングで汗を流した喜田。(C)SOCCER DIGEST

 J1リーグでは8月9日の25節から、新競技規則としてGKの「8秒ルール」とともに「キャプテンオンリー」が適用される。

「キャプテンオンリー」は、試合中の判定確認の際に、複数の選手による主審への威嚇や取り囲みを防止するために設けられる制度だ。

 主審は必要に応じて、キャプテンや事象に関わった選手に重要な決定の説明を行なう。重要な状況や事象または決定の後は、各チームから主審に話しかけられるのは1人の競技者のみ(通常はキャプテン)となる。

 ただ、透明性を高め、不満や対立の可能性を回避するため、キャプテン以外の選手と主審との通常のやり取りは認められている。
 
 横浜F・マリノスでキャプテンを務めて7年目の喜田拓也は、どんな時でも冷静かつ紳士的に振る舞う選手として知られている。審判に敬意を持って対応する姿も印象的だ。

 そんなトリコロールの主将は、「キャプテンオンリー」にどう対応していこうとしているのか。「考えていることはあります」と述べた喜田は、さらにこう続けた。

「試合を進めていくなかで僕自身もアジャストしていければいいし、振る舞いや駆け引きの部分だったり、こうしていければなっていうのはあるので、そこも含めて勝負だと思っています。キーパーのところも少し変わるので、(チーム全員で)共通理解を持ちながら、上手く利用していきたい」

 主審と対話する際、キャプテンにはチームメイトを遠ざけるように働きかけるなどの責任が発生する。そういった行動の部分に関して喜田は「いつもとそこまで変わらない」とコメントした一方で、あらゆるシチュエーションを想定しているという。

「自分の周りの状況が変わるので、僕の振る舞いで試合の流れを変えられるだろうし、自分たちの流れに持っていけるようなずる賢さは必要だと思う。

 周囲が(主審と)話せないことがフラストレーションに繋がりかねないこともあるだろうし、そこは蓋を開けてみないと分からない。すべて想定内にできるような準備をしています」

 8月9日の東京ヴェルディ戦で喜田がスタメンに名を連ねた際には、試合中の振る舞いにも注目だ。

取材・文●金子徹(サッカーダイジェスト編集部)

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