考えて、考えて、考えて。横浜FCの指揮官は頭を巡らせる。勝点を掴むために「自分たちの一番ストロングで勝負しなければいけない」

2025年08月04日 広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)

「フィジカル、あとは“拾い合い”」

横浜FCを新たに率いる三浦監督。苦境に立つチームをいかに立て直すか。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 熟考、思案、考察、検討...横浜FCを新たに率いる三浦文丈監督は日々、頭を巡らせている。「いろいろ考えることがある。ずっと考えている。あれもこれもって考えている」。

 J1で24試合を消化し、5勝4分け15敗の戦績。横浜FCは勝点19でJ2降格圏の19位に沈む。目下6連敗中のチームをいかに浮上させるか。指揮官がずっと考えていることがある。「自分たちの一番ストロングで勝負しなければいけない」と。

「たとえば、僕自身がやりたいサッカー、僕自身が体現したいサッカーではなくて、勝点を取るために逆算して、今、うちのチームの一番ストロングなポイント、強いところで相手と勝負しないことには、勝点の計算はできないと思っている。何とかそれを前面に押し出すような形で、試合をやっていきたい」

 では、三浦監督が思う横浜FCの一番の強みとは?

「フィジカルですよね、間違いなく。あとは"拾い合い"」

 その"拾い合い"に関して、データ的にはリーグトップではないにせよ、中位以上だという。イーブンのボールをどれだけ回収し、攻撃につなげられるかは1つの焦点になる。
 
 リーグの中断期間に、四方田修平前監督の解任を受けてコーチから昇格。レアル・ソシエダとの親善マッチはあったなかで、「この休みを有意義に使わせてもらった」と振り返る。

「戦い方、練習の構築の仕方、どういうふうにレッズ戦まで持っていこうかという逆算のところとか、けっこう整理できた。あとはそれをプラン通りに実行できるか」

 再開初戦は、8月9日に浦和レッズをホームに迎える。「やるしかない。そこは強い信念を持ってやりたい」と表情を引き締める54歳のもと、横浜FCは久々の白星を掴むことができるか。

取材・文●広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)

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