「みんなのお膳立て」58歳弾のカズ、定番の“カズダンス”をしなかった理由を明かす「何か踊れば…」

2025年08月03日 江國 森(サッカーダイジェストWeb編集部)

「関西を代表するクラブに成長」

反撃の狼煙を上げるPKを決めたカズ。写真:鈴木颯太朗

 ヴィッセル神戸の30周年記念チャリティーマッチが8月2日にノエビアスタジアム神戸で行なわれ、KOBE DREAMSがWORLD DREAMSに4-3で大逆転勝利を収めた。

 KOBE DREAMSの一員としてプレーしたカズ(三浦知良)は、0-2で迎えた後半10分、岡野雅行が獲得したPKを見事に右隅に蹴り込み、チームの1点目を挙げる。

 ただ、ゴールの後に披露したのは、定番の"カズダンス"ではなく、歌手の田原俊彦の振り付けを模倣したニューダンスだった。

 試合後、「(カズダンスの)新しいバージョンか」と質問を受けたキングは、「違います。カラオケでやっているやつ」と返答。お決まりのセレブレーションではなかった理由をこう説明した。

「カズダンスは本番、公式戦で披露したいと思って。(それでも)何か踊れば、盛り上がるかなと(違うダンスをした)」
 
 58歳で現役を続けるスーパーレジェンドは、「(ゴールは)みんなのお膳立てがあったから」と話しつつ、この一戦への思いを口にした。

「今日は勝ち負けやゴールよりも、震災から30年、神戸が30周年で、関西を代表するクラブに成長して2連覇も達成した。僕も嬉しく思います。今でも神戸の試合は本当によく見ていますし、応援しています。いつも見ているこのスタジアムで、こうやってプレーできたことが本当に嬉しい」

 久々の古巣でのプレーに、感慨深げな様子だった。

取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部)

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