「その前で盾となるほうがはるかに効果的」遠藤航のCB起用に疑問の声「ハーランドのような選手を相手にしたら苦しむ」

2025年07月31日 サッカーダイジェストWeb編集部

「少し心配させると言わなければいけない」

60分から途中出場した遠藤。(C)SOCCER DIGEST

 リバプールはこの夏、ジャレル・クアンサーを売却した。さらに先日、ジョー・ゴメスがアキレス腱を負傷している。これでCBはフィルジル・ファン・ダイク、イブラヒマ・コナテだけとなった。

 プレシーズンマッチのミラン戦では、ライアン・フラーフェンベルフやコスタス・ツィミカスがCBを務める時間もあった。昨季、何度か最終ラインの中央でプレーした遠藤航は、横浜F・マリノス戦でもそのポジションを任されえた。

 リバプールもカバーは可能とみているという。だが、懸念の声もある。専門サイト『Anfield Index』によると、デイビッド・リンチ記者は『Sports Mole』で「リバプールの人間と話したが、彼らは最近エンドウが時折そこでプレーできると話していた。フラーフェンベルフもね」と話した。

「それは私を少し心配させると言わなければいけない」

「確かにひとつのオプションだ。しかし、自分はそれを望まない。リバプールが真剣にタイトルを目指すつもりなら、MFたちがDFもこなすのに頼ることはできない」
 
 Anfield Indexも「31歳のエンドウは最終ラインの一員としてよりも、その前で盾となるほうがはるかに効果的だ」と、CB起用を前提にするのは危険との見解を示している。

「フラーフェンベルフとエンドウをCBで起用するのは、持続可能な解決策ではない。フラーフェンベルフはボールを運ぶのがダイナミックで、エンドウは規律がとれているものの、プレミアリーグでCBに必要とされる速さやフィジカルの強さに欠ける。アーリング・ハーランドのような選手を相手にどちらかがCBで先発出場したら、我々は苦しむだろう」

 もちろん、移籍市場はまだ開いており、クラブは常に可能性を模索しているだろう。リバプールは守備の強化に動くのか。遠藤がCBとして出場機会を増やすこともあるのか。今後の動きが注目される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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