今夏に川崎フロンターレからスコットランドの名門セルティックに加入したFW山田新について、クラブのレジェンドが言及した。

　25歳のストライカーは７月26日、アル・アハリとのプレシーズンマッチで実戦デビュー。オフサイドでゴールにはならなかったものの、ボックス内からのシュートでネットを揺らすと、PK戦では最後のキッカーとして成功させ、勝利に貢献した。

　現地メディア『Glasgow World』によれば、そのニューカマーについて、「ファンを沸かせるポテンシャルを持っているか」と問われたOBのクリス・サットン氏は「時が経てば分かる」と答えた。
 

「昨シーズンは彼にとって素晴らしいシーズンではなかったと思う。皆さんと同じように、私もYouTubeで動画を見た。YouTubeでは、素晴らしい映像を見たよ」

「彼のフィニッシュはとても良いように見える。だけど、昨シーズンの成績は、それほど良くはなかった。彼はもう若手ではなく、20代半ばの選手だ」

　元イングランド・プレミアリーグの得点王は「もしうまくいかなかったら、みんなは彼の契約を見て、『まあ、そんなにお金はかからなかった』と思うだろう。それぞれの見方があるだろうが、前田大然もそれほどお金はかからなかったのに、あんな選手に成長した姿を見れば、その差は歴然だ」と言葉を続けた。

　昨シーズンに33ゴールを挙げたその前田や、今冬までエースとして活躍した古橋亨梧のように、山田も得点を量産できるか。今週末から始まる新シーズンの活躍に期待が高まっている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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