得点力を爆発させ、王座防衛に大きく貢献した。スコットランドの名門セルティックは、前田大然との契約を延長しようとしている。サポーターも韋駄天FWとの新契約を望んでいるだろう。

　だが、かつてマンチェスター・ユナイテッドでスカウトを務めたミック・ブラウン氏は、前田がプレミアリーグ移籍の可能性も視野に入れていると指摘した。

　前田にはトッテナムやブレントフォードといったクラブが関心を寄せているという。ブラウン氏は『Football Insider』で「プレミアリーグからの関心に少し揺れていると思う」と述べている。

「契約残り２年なので、彼はあらゆる選択肢を検討するだろう。この夏は様子を見るはずだ。彼にとってはウィンウィンの状況だよ。セルティック残留でも満足だからね。彼は移籍したいわけじゃない。だが、プレミアリーグのクラブが来たら、移籍したくなるかもしれない。だから、その扉を閉ざしたくはないんだ」

「今、契約延長にサインするということは、これから機会がなくなるという意味になる。現時点では先送りで、これからどうなるか様子を見ていくだろう」
 

　Football Insiderは「（前田は）パークヘッドに残ることに満足しており、移籍を強いることはないだろう。だが、この段階で長期契約を結ぶことには慎重だ」と報じた。

「日本代表は時間をかけて決断するだろう。断れないオファーが届く場合に備え、選択肢をオープンにしておくつもりだ」

　もちろん、昨季のブレイクを考えれば、ステップアップの機会を意識するのは当然だろう。世界最高峰と言われるプレミアリーグの舞台に立てるなら、選手として挑戦したいはずだ。一方で、移籍の難しさは古橋亨梧が証明している。

　27歳とキャリアの重要な時期を迎えている前田が、この夏にどのような決断を下すのか。進展から目が離せない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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