「三木谷さんさまさま」バルサの来日中止騒動を現地観戦のファンはどう捉えたのか「ホテルをキャンセルするか迷った」「本当に実現して嬉しい」

2025年07月27日 尾池史也(ワールドサッカーダイジェスト)

「覆るんじゃないかと思っていた」

神戸戦にスタメン出場するバルサFWのヤマル。(C)Getty Images

 7月27日、ヴィッセル神戸の30周年記念チャリティーマッチで、ラ・リーガ王者のバルセロナが神戸と対戦。一時は「プロモーターによる重大な契約違反」を理由に、バルサは試合参加の中止を発表していたが、後日「中止にした原因となった問題を解決した」と発表していた。

 このドタバタの"開催劇"に、現地ノエビアスタジアム神戸に観戦に訪れたファンはどんな思いを持ったのか――。率直な感想を訊かせてもらった。

 

 まず話を訊かせてくれたのは、それぞれバルサのラフィーニャ、ガビ、リオネル・メッシのユニホームを着て観戦に訪れた若い男性3人組だ。

 神戸に住んでいるという3人は、「一度中止になったという報道を見たときはショックでしたが、楽天さんが支払いを肩代わりしてくれるということで、非常に嬉しいです。三木谷さんさまさまです」と答えてくれた。さらに「これからは楽天で買い物します」という宣言も。

 横浜から来たという4人家族の父親は「ホテルと新幹線を2週間前から予約していたが、中止という報道に肝が冷えた。キャンセルするか迷ったけど、神戸側からは中止のアナウンスがなかったから、もしかしたら覆るんじゃないかと思っていた。子どもたちも楽しみにしていたから、本当に実現して嬉しい」と答えてくれた。

 紆余曲折はあったが、これだけのスター選手を日本で見られる機会はそう多くない。今回の一戦は、日本の子どもたちに夢を与えるだろう。

取材・文●尾池史也(ワールドサッカーダイジェスト編集部)

 

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