見事連覇を果たしたE-１選手権から"フル代表"に選ばれるのは誰か。その質問に対し、元Jリーガーで解説者の鄭大世氏がピックアップしたひとりが、FWの垣田裕暉（柏レイソル）だ。

　E-１選手権では香港戦と韓国戦に出場しながらもノーゴール。それでも鄭大世氏は「現代風の９番で、監督が求める仕事を完璧にやってくれた」と称賛した。

「彼がいれば前田大然をCFにしなくていいと思いました。前線であれだけ追ってくれて、身体も張れる。正直、『いいな』と」
 

　ただ、鄭大世氏は課題も指摘する。

「あれだけ走って守備をしているので、いざ攻撃の局面では足に疲れが見えていました。踏ん張るべきところで踏ん張れないのはどうかなと」

　E-１選手権の垣田は、ミスはあるものの「ゴールを取れる動きはしている」（鄭大世）。実際、ジャーメイン良がゴールを量産できた背景には、垣田の気の利いた動きがある。

　鹿島アントラーズ、ツエーゲン金沢、徳島ヴォルティス、サガン鳥栖、そして柏と複数のクラブでプレーしてきた垣田はJリーグでの経験が豊富。日本代表での実績をここから積み重ねることができれば大化けする可能性もあるか。

構成●サッカーダイジェストTV編集部

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