浦和がホームで無念のドロー。これでリーグ6戦無敗の11位・福岡は勝点を32に伸ばす

2025年07月27日 白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

最終局面で工夫を欠いて

福岡戦で無得点に終わったM・サヴィオ(8番)。(C)SOCCER DIGEST

 2025年7月27日、埼玉スタジアム2002で浦和レッズとアビスパ福岡が対戦。7月23日の湘南ベルマーレ戦で渡邊凌磨が負傷した浦和はこの日、彼の代役としてトップ下にマテウス・サヴィオを起用すると(システムは4−2−3−1)、このブラジル人アタッカーを起点に攻撃を仕掛けた。

 一方、3−4−2−1システムで戦った福岡は素早いチェックで相手にプレッシャー。ボールを奪えば手数をかけない崩しでゴールに迫った。

 10分過ぎからはホームの浦和がボールを握る展開に。14分にボランチの安居海渡が放ったミドルは惜しくもGK小畑裕馬にセーブされたものの、浦和は上手くゲームをコントロールしているように映った。

 35分にCBダニーロ・ボザのミスから大ピンチを招くなど、浦和がヒヤリとさせられる場面も何度かあったが、GK西川周作の好守もあり無失点。福岡もゴールを許さず、前半はスコアレスのまま終わった。
 
 迎えた後半、立ち上がりからアグレッシブにゴールを狙った浦和も、福岡の粘り強い守備に苦戦。バイタルエリア付近までは比較的スムーズにボールを運べるものの、最終局面で工夫を欠いてなかなかシュートに持ち込めなかった。

 対する福岡は、日本代表DF安藤智哉のオーバーラップを生かしてチャンスを演出。決定機に至らないとはいえ、このCBの攻め上がりはチームに躍動感をもたらした。

 55分過ぎから拮抗した状態が続くなか、選手交代で変化をつけようとする両チームだが、得点は生まれない。攻めあぐんでいたのは浦和のほうで、福岡に上手く守られた印象もあった。

 結果的に双方とも決め手を欠いたままタイムアップ。ホームで無念のスコアレスドローに終わった浦和は、これで首位・ヴィッセル神戸と勝点8差に。できればここで白星を掴んで、勝点6差に縮めたかったが。

 アウェーの福岡はこれでリーグ6試合無敗。勝点を32に伸ばして11位をキープしている。

取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)

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