「懐かしいですね」プロデビューに立ち会った横浜FC指揮官が久保建英の成長を語る「日本を背負う選手になった」

2025年07月26日 松本湧斗(ワールドサッカーダイジェスト編集部)

「15歳でプロ相手に随所でいいプレーを見せていた」

横浜FC戦で好パフォーマンスを披露した久保。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 久保建英が所属するレアル・ソシエダは7月25日、日本ツアーの第2戦でJ1で19位の横浜FCとニッパツ三ツ沢球技場で対戦した。

 この試合、右ウイングで先発した久保は前半45分だけのプレーだったものの、PK奪取の起点になるなど好パフォーマンスを披露した。

 躍動した24歳のレフティについて、横浜FCの三浦文丈新監督が試合後のインタビューで言及した。

 実は三浦監督は2016年に長野パルセイロの監督として、FC東京U-23の選手だった久保のJリーグデビューに対戦相手として立ち会っている。
 
 54歳の指揮官は9年前を「懐かしいですね」と振り返りつつ、当時と比べて「明らかに力強くなった。バチバチ身体をぶつけても全然ぶれない。そしてプレーそのものや判断のスピードも格段に上がっている」と称賛。「今日はかなりてこずりました」と苦笑いを浮かべた。

 続けて、「15歳でJ3とはいえプロ相手に随所でいいプレーを見せていた。中学生であんなに堂々としている選手はいない」と語り、「間違いなく日本を背負う選手になると思った。実際にそうなりましたね」とコメントしている。

 試合後も観戦に訪れたスタンドの子どもたちから「タケ」の声が鳴りやまなかった久保。名実ともに日本を代表するスターとなった24歳のさらなる活躍に期待だ。

取材・文●松本湧斗(ワールドサッカーダイジェスト編集部)

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