ラ・リーガ王者のバルセロナは現地時間７月23日、マンチェスター・ユナイテッドからイングランド代表FWマーカス・ラッシュフォードを獲得したと発表した。背番号は14。１年間のレンタル契約で、買い取りオプションがついている。

　現在27歳のラッシュフォードは、マンUの下部組織出身で、18歳でトップチームデビューを飾ったウイングだ。若くしてレギュラーに君臨し、公式戦426試合で138ゴールを記録したが、しかし近年はトレーニングでの怠慢な姿勢などがクローズアップされ、成績も悪化。チーム内での地位も低下し、特大のポテンシャルを活かしきれていなかった。

 

　昨シーズンの冬にはアストン・ビラにレンタル移籍し、公式戦17試合で４得点。シーズン終了後にマンUに帰還したが、ルベン・アモリム監督の構想には入っておらず、退団が確実視されていた。

　バルサのスポーツディレクターであるデコは、左ウイングの補強を今夏の最優先事項と位置づけ、一時はニコ・ウィリアムスの獲得に近づいていたが、アスレティック・ビルバオの契約を延長したことで破談に。次なるターゲットとして、リバプールのルイス・ディアスとラッシュフォードが報じられていた中で、後者に決まった。

　バルサは現地時間24日からアジアツアーに向けて出発し、27日には日本でヴィッセル神戸と対戦する。"バルサのラッシュフォード"は、日本でお披露目となるだろうか。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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