日本人選手に対する信頼と評価は確かだろう。だが、名前が知られていないなかでの安価の補強とあれば、懐疑的な目を向けられるのは避けられない。

　山田新はこの夏、川崎フロンターレからセルティックに移籍した。Jリーグからスコットランドに渡って成功を収めた古橋亨梧や前田大然、旗手怜央といった先輩たちに続くことが期待される。

　だが、山田よりも欧州で実績を残している選手の獲得を望む声もあるのは事実だ。

　専門サイト『67 HAIL HAIL』によると、OBのチャールズ・マルグルーは、『The Go Radio Football Show』で「興味深いね。移籍金150～200万ポンド（約３億～４億円）、またギャンブルだ。何を手に入れるか決して分からない」と話した。
 

「彼がマエダよりも速いなら、セルティック・パークのゲートを上げる必要があるだろう。あれよりも速くなんて知らないからね」

「ドライバーがいないモーターボートじゃないことを願うよ。彼がステップアップし、仕事してくれるようにね。こういったすべてが不透明なんだ。リーグが始まり、監督が練習で彼らを見て、チームがまとまり出してからが大事になる。誰が先発で、誰が試合に出て、誰がどれくらいプレーするのか、ステップアップできるほど優れているか、それから分かってくるんだ。監督が練習で見るからね」

　近年のスコットランドで絶対的な支配力を示し、欧州でも躍進を目指しているセルティックだけに、周囲の期待や要求のハードルは高い。山田はそのなかで存在感を示せるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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