今夏の去就が注目されているレアル・ソシエダの久保建英には、様々なクラブが関心を寄せていると言われる。そのひとつが、昨季のセリエAで優勝したイタリアの強豪ナポリだ。

　アントニオ・コンテ監督が率いるナポリは、ボローニャのダン・エンドイェなど右ウイングの強化を目指している。だが、獲得に至らず、代役候補として久保もリストアップしたと報じられた。

　ナポリのアウレリオ・デ・ラウレンティス会長は、2022-23シーズンにスクデットを獲得した際、年間最優秀DFに選ばれたキム・ミンジェを高値でバイエルンに売却。この成功体験から、アジア人選手を獲得し、クラブの認知度向上につなげたいと公言していたのは記憶に新しい。

　久保の名前が浮上したことで、『TUTTOmercatoWEB』は「サプライズな名前だ」と報じている。

「いずれにしてもソシエダと2029年までの契約を結んでいる選手で、獲得となれば高く払わなければいけないのは確実だろう」
 

　また、ナポリ専門サイト『Spazio Napoli』は、「まだ正式な交渉にはなっていないが、クボという案はナポリの構想において本格化してきている」と伝えた。

「リーガの若きタレントをセリエAに連れてこようという試みは、欧州の舞台でも力を示そうとしているナポリにとって、素晴らしい機会となるだろう」

　ナポリが久保に注目しているとの報道は、２年前の夏にも散見された。だが、具体的な獲得への動きにはつながっていない。今夏は本腰を入れるのか。まずは今後の進展が注目される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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