「不安と恐怖の日常に…」体調不良を訴えていた長崎MFが“悪性腫瘍”と診断。復帰に向けて長期離脱へ「必ず打ち勝ち、ピッチに戻る」

2025年07月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

今後は化学療法を行なう

長崎はMF名倉の長期離脱を発表した。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 J2のV・ファーレン長崎は7月23日、MF名倉巧が悪性腫瘍を患い、治療のため長期離脱することを発表した。

 発表によると、6月20日に名倉本人から体調不良の訴えがあり、諫早市の病院で受診・検査を行なった。その後、専門医による慎重な診断が必要と判断され、東京都内の病院で精密検査を実施した結果、体内に悪性腫瘍が発見された。

 現在、名倉は自宅で療養しており、今後は回復に向けて化学療法を行なう予定だという。クラブは「専門医のもと経過を注意深く診ながら、適切な治療を行ってまいります」としている。
 
 名倉はクラブの公式サイトで、以下のようにコメントした。

「リリースにもあった通り、身体に悪性腫瘍が見つかり一時戦線を離脱することになりました。このような形でチームとして大事な時期に長期離脱することになってしまい、悔しい気持ちと申し訳ない気持ちでいっぱいです。

 6月20日に 、悪性腫瘍の可能性が高いと言われ、その日から緊急入院し、旭人社長のおかげで今は東京の病院で治療を受けることができています。当たり前にあった幸せな日常を奪われ、不安と恐怖の日常に変わってしまいましたが 、僕の周りにはこんなにもたくさんの最高の仲間がいて、家族がいて 、僕を支えてくれる人のおかげで1人じゃないと強く感じることができています。

 この病気に必ず打ち勝ち、絶対にピーススタジアムのピッチに戻ると誓います。険しい道のりで復帰まで 少し長くかかる かもしれないですが、またピーススタジアムに戻る日まで待っていてください 。絶対に、元気な姿でまた戻ります。

 病室から観る長崎の試合は熱くて、パワーをもらえて、できれば自分も一緒に戦いたいと思ってしまうくらい輝いているけど 、今はそれぞれの場所でお互いに頑張っていけたらいいなと思っています。

 この病気を治して復帰することで、同じ病で苦しんでる人だったり、不安を抱えている人に少しでも希望を与えることができると思っています。そういう意味でも絶対に完治させて復帰できるように頑張ります。必ず乗り越える」

 また長崎は「名倉選手は大切なV・ファーレン長崎の一員であり、J1昇格という目標を共に目指す仲間です」とし、「復帰に向けて闘う名倉選手を様々な形でサポートしてまいります」と全面的な支援を約束。ファン・サポーターに対し、「温かく見守っていただけますと幸いです」としている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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