ブンデスリーガのホッフェンハイムは22日、ドイツ人MFアントン・シュタッハのリーズ・ユナイテッド移籍を発表した。移籍金は1800万ユーロ（約31億円）で、契約期間は４年間となる。リーズにとっては今夏６人目の新戦力で、中盤センターを主戦場とする選手では、ニューカッスルから獲得したショーン・ロングスタッフに次いで２人目となる。

　シュタッハの移籍が成立する直前、英『BBC』はこの補強に関するリーズファンの反応を紹介している。

「田中碧のことが心配だよ。昨シーズンは本当に安定していて、プレミアリーグでも通用するレベルの選手だったから、今回の即戦力クラスの補強で、干されないといいんだけど…。まあ、選手層が厚くなるのはいいことなのかな？」
 

「守備的MFばかり集めてるように見える。イーサン・アンパドゥ、田中碧、イリア・グルエフ、そして今度はショーン・ロングスタッフにアントン・シュタッハ。その一方で、創造性のある背番号10（トップ下）や、実績のあるストライカー（9番）、そしてゴールキーパーが本当に必要なのに」

「（シュタッハは）すごく良い補強になりそう。でも正直言って、彼とロングスタッフが来たことで、アンパドゥ、グルエフ、田中のうち誰か１人はベンチ要員になるだろうっていうのが、ちょっと残念でもあるね」

　ホッフェンハイムやマインツの主力として活躍したシュタッハは、３バックのセンターでも機能する守備力が自慢の26歳。ファンも期待する即戦力候補が、田中やグルエフら昇格の立役者たちと熾烈なレギュラー争いを繰り広げそうだ。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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