Jリーグは７月20日、J１第24節の鹿島アントラーズ対柏レイソルをメルカリスタジアムで開催。鹿島が３－２で勝利を収めた。

　４位・鹿島が首位・柏をホームに迎えた上位対決は、開始早々にゲームが動いた。

　鹿島は５分、ボール保持者を囲んで舩橋佑が奪取した流れから、パスを敵陣中央で受けたレオ・セアラが、相手の意表を突いて右足を豪快に振り抜く。この強烈なシュートがゴール右隅に突き刺さり、ゴラッソで先制する。

　勢いに乗ると、さらに39分に追加点。左サイドで獲得したFKから、キッカーの舩橋がクロスを供給。これに植田直通が頭で合わせてネットを揺らした。

　２点のビハインドとなった柏も反撃を開始。43分、右サイドから久保藤次郎がドリブルでボックス手前まで運ぶ。相手DFに止められるも、そのこぼれたボールをペナルティエリア内で拾った小屋松知哉が、巧みな右足のコントロールシュートをゴール右に決めて１点を返した。
 

　後半は柏が攻勢を強める。すると76分、途中投入でピッチに立ったばかりの瀬川祐輔が、中川敦瑛からの縦パスを受けて右足を一閃。鋭いシュートがゴール右に決まり、試合を振り出しに戻す。

　そして82分、柏はペナルティエリア内での相手のハンドでPKを獲得。しかし、キッカーを務めた小屋松のシュートは枠を捉えられず。

　すると鹿島は終了間際の90＋４分、相手のミスから松村優太が劇的な決勝弾。勝利した鹿島が５試合ぶりの勝利、柏は５試合ぶりの敗戦となった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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