「1週間、ハラハラして待った」元イタリア代表FWのSDが日本代表戦士の獲得を回想「すべてがOKだと思った。だが彼は…」

2025年07月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

「街や練習場などすべてを見た」

冨安獲得時のエピソードを明かしたディ・バイオ。(C)Getty Images

 この夏、冨安健洋はアーセナルとの契約を解消した。海を渡って7年半。フリーとなった26歳は、肉体面の問題解決を目指しつつ、新たな挑戦に臨む。

 2018年にアビスパ福岡からベルギーのシント=トロイデンに移籍した冨安は、2019年夏にボローニャに移籍。"守備の国"イタリアで確かな実績を残し、2シーズンを経てアーセナルへのステップアップを果たした。

 プレミアリーグでも加入当初から能力の高さを示し、高く評価された冨安だが、その後フィジカルの問題に悩まされたのは周知のとおり。2024-25シーズンはほぼ全休となり、新シーズンも開幕には間に合わない見込みだ。そして7月に入り、アーセナルとの契約解消が発表された。

 そんな冨安を獲得したときのことについて、古巣ボローニャのマルコ・ディ・バイオSDが振り返った。専門サイト『Bologna Sport News』によると、元イタリア代表FWの同SDは『Domani』で「試合後にディナーで彼を待ち、プロジェクトについて話したんだ」と回想している。
 
「あの最初のコンタクト、我々が何を築いているところなのかを分かってもらうことが私の役割だった。すべてを準備していたよ。メディカルチェックも用意して、予約してあったんだ」

「彼は(コパ・)アメリカでプレーしていたけど、飛行機でここに来て、街や練習場などすべてを見た。すべてがOKだと思った。だが、彼は日本に戻って家族と話したがったんだ。それで1週間、ハラハラして待ったよ。それからイエスと言ってくれたんだ」

 ボローニャとディ・バイオが冨安の加入を心待ちにしていた様子がうかがえる。それだけの才能なのは間違いない。だからこそ、完全復活を遂げ、高いレベルの舞台で躍動する姿がまた見られるようになるのを願うばかりだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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