前田大然、旗手怜央、稲村隼翔を擁するセルティックが現地７月19日、川崎フロンターレからFW山田新を獲得し、４年契約を結んだと発表した。

　川崎ユース、桐蔭横浜大出身で現在25歳の山田は、大卒２年目の昨季にJ１で19ゴールを挙げて大ブレイク。今夏のE-1選手権で日本代表デビューも果たした。

　勢いそのままに、スコットランド屈指の強豪で海外初挑戦を果たすにあたり、山田はこう意気込みを示した。

「セルティックの選手としてここにいることは、僕にとって大きな栄誉です。この素晴らしいクラブでのスタートを心から楽しみにしています。セルティックは世界のサッカー界のトップクラスの１つです。

　すでに同胞の前田大然さん、旗手怜央さん、古橋亨梧さん（現バーミンガム）がセルティックで素晴らしい活躍をしているのを見てきました。僕も同じようなインパクトを発揮したいです。しかし、僕は僕自身の選手であり、自分の課題に直接向き合う準備はできています。セルティックで成功を収めたいです。

　セルティックパークは世界有数のスタジアムであり、最高のサポーターに囲まれてプレーできる場所です。新しいファンに誇りに思ってもらえるよう、全力で取り組むつもりです。ファンに成功をもたらすために、持てる力を最大限発揮することを約束します」
 

　また、古巣となる川崎を通じては、次のようなメッセージを発信した。

「川崎フロンターレに関わるすべての皆さん、この度、セルティックFCに完全移籍することにしました。アカデミー時代から所属したこのクラブからはたくさんの愛情をもらい、ここまで育ててもらいました。僕のほとんどはフロンターレで学んだことでできています。そして、どんな時も支え続けてくれたサポーターに心から感謝をしています。

　フロンターレを通じて、多くのすばらしい人たちと出会うことができました。喜びも悔しさもたくさんのことを経験しました。夢であったフロンターレでプレーすることは本当に幸せな時間でした。自分のチャントが大好きでした。

　このクラブを離れることは寂しいですが、自分の次の夢に向かってフロンターレを背負って頑張ってきます。多くの人の支えがあってここまで来ることができました。感謝しかありません。本当にありがとうございました」

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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