「悔しい」「みんなでトロフィーを掲げたかった」レギュレーションに泣いたなでしこ、E-1最優秀DF賞の22歳は3連覇ならず本音「WEリーグのレベルを見せつけたいなと…」【現地発】

2025年07月17日 江國森(サッカーダイジェストWeb編集部/現地特派)

「完璧なプレーヤーになれるように」

最優秀DF賞を受賞した石川。写真:梅月智史(サッカーダイジェスト写真部/現地特派)

 日本女子代表が7月16日に水原で行なわれたE-1選手権(東アジア選手権)の第3戦で、中国と対戦。勝てば3連覇が決定したなか、スコアレスドローに終わった。

 この結果、次の試合で韓国が勝てば、韓国、中国、日本が勝点5で並び、3チーム間の直接対決はすべて引き分けのため、得点が最も多い韓国が優勝、引き分け以下なら、日本と中国が勝点5で並び、直接対決は引き分けのため、全体の得失点差で日本が3連覇を達成という状況となった。

 なでしこジャパンはいったん宿舎に引き上げ、状況を見守ったなか、韓国が台湾に勝利したため、タイトルを逃した。全体の得失点差よりも、当該チーム間の結果が優先されるレギュレーションに泣く形となった。

 3位に終わったため、表彰式には、キャプテンの高橋はなと、最優秀DF賞に輝いた石川璃音だけが出席した。
 
 石川は、「表彰式は、日本のチームみんなで来て、あそこに立ってトロフィーを掲げたかったんですけど、みんなで来れなかったのが悔しい」と、心境を語った。

「WEリーグの選手で臨める大会だったので、この大会が始まる前は、WEリーグの自分たちのレベルを皆さんに見せつけたいなというのはすごく感じていたので、それが叶わなかったというのは悔しい」

 今大会は最優秀DFの受賞についても、「まだまだ。失点のところをふり返ってもそうですし、完璧なプレーヤーになれるように、世界でも認められるよう頑張ろうと思います」と満足していない様子だった。

 大会中にイングランドのエバートンへの移籍が発表された22歳は、アジアの戦いを経て、初の海外挑戦に臨む。

取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部/現地特派)

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