１部に残れるのか、残れないのか。宙ぶらりんのような状態だったスタッド・ドゥ・ランスだが、先日２部降格が確定した。負債のためにリヨンに科された降格処分が取り消されたためだ。

　これにより、所属する伊東純也、中村敬斗、関根大輝はその去就が注目されている。特に来年はワールドカップがあるだけに、２部に落ちたランスで続けるより、移籍すべきとの声も少なくない。

　そんななか、イタリアの複数クラブが32歳の伊東に関心を寄せているとの報道が浮上した。

『Footmercato』の報道として『TUTTOmercatoWEB』などが伝えたところによると、ボローニャ、ジェノア、フィオレンティーナの３クラブが伊東に興味を抱いているようだ。特にダン・エンドイェのナポリ移籍が近いとされるボローニャは、「すでにランスに接触している」という。
 

　現時点で「進んでいる」交渉はなく、ランスは公式なオファーを受け取っていないとのこと。ただ、夏の移籍市場はまだまだこれからなだけに、進展が注目される。

　ボローニャは昨季、コッパ・イタリアで51年ぶりの優勝を果たし、新シーズンのヨーロッパリーグ出場権を獲得した。また、フィオレンティーナはセリエAを６位で終え、カンファレンスリーグへの切符を手にしている。

　セリエAの有力クラブ、特に欧州カップ戦にも出場するチームへの移籍は、伊東にとっても悪くない話かもしれない。パルマの鈴木彩艶に加わり、日本人選手がセリエAでプレーする可能性はあるのか。続報を待ちたい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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