「めちゃめちゃ緊張感はあった」2年7か月ぶり出場の長友佑都が取材エリアでこぼした本音「悔しい思いをしてきた」「今日ダメならもう終わり」【E-1】

2025年07月12日 江國森(サッカーダイジェストWeb編集部/現地特派)

「とにかく出たら魂を込めて戦うということだけは決めていた」

カタール・ワールドカップ以来の出場となった長友。写真:梅月智史(サッカーダイジェスト写真部/現地特派)

 7月12日に開催されたE-1選手権の第2戦で、日本代表は中国代表と龍仁ミルスタジアムで対戦。11分に細谷真大、63分に望月ヘンリー海輝がネットを揺らし、2-0で勝利を飾った。

 この一戦で、3-4-2-1の左CBでフル出場し、2年7か月ぶりの出場を果たした長友佑都は、取材エリアで多くの記者に囲まれると、こう試合を振り返った。

「やっぱり日の丸を背負って戦うというのは非常に誇りだし、名誉なことだし、カタール・ワールドカップ以来で、本当に試合に出られなくて悔しい思いをしてきましたけど。とにかく出たら魂を込めて戦うということだけは決めていたので、少しでも皆さんにそれが伝わったなら嬉しく思います。でも、まだまだ自分は高いところを目指しているので、まだまだやるべきことは多いなというのが率直な感想です」
 
 本職のウイングバックやサイドバックではなく、驚きのCB起用については、「スリーセンターバックはそこまでプレーしたことが多いポジションじゃないんですけど、若い選手たちを落ち着かせたり、みんなが積極的にできるように後ろでサポートしようという気持ちで戦っていました」とコメントした。

「対人で負けないとか寄せる速さとか、空中戦も今日はしっかりと勝ちましたし、そういったところをしっかりと見せたいという気持ちでやってたんで、それが伝わったのはよかったです」

 38歳のベテランでも、さすがに緊張していたようだ。「めちゃめちゃ緊張感はありましたよ。アドレナリンが出すぎて、めちゃ寝つきが悪かったです。そのぐらい自分は(この試合に)懸けていたし、今日ダメならもう終わりだなというぐらいの気持ちで臨んでたんで」と本音をこぼした。

 その表情には充実感が漂っていた。

取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部/現地特派)

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