北村の特長が象徴的に出た先制点
白星発進のなでしこジャパン。次戦は13日にホスト国の韓国と対戦する。写真:梅月智史(サッカーダイジェスト写真部/現地特派)
ニルス・ニールセン監督が率いる、なでしこジャパンは、3大会連続・5度目の優勝を目ざすE-1選手権の初戦に挑み、台湾に4-0の勝利を飾った。他会場では開催国の韓国と中国が2-2で引き分けたため、日本は首位に立ち、13日には韓国との第2戦に臨む。
台湾戦で注目したいのは、初招集の選手たちが躍動したことだ。WEリーグで評価を高めた選手たちをメインに、何人かの海外組を加えて構成されたE-1バージョンのチームは、初招集の選手が11人というフレッシュな顔ぶれで、ニールセン監督にとっても、2027年にブラジルで行なわれる女子W杯に向けて、フルメンバーに入りうる戦力を見極める格好の機会となる。
相手がFIFAランキング42位の台湾であることを考えれば、7位の日本の勝利は当然かもしれない。そのなかで、北村美羽(リンシェーピング)、矢形海優(仙台L)、滝川結女(新潟L)、愛川陽菜(INAC神戸)の初招集組4人がスタメン起用されて、それぞれ与えられたポジションで存在感を示したことは収穫だ。
北村は4-3-3のアンカーとして左インサイドハーフの滝川や右の成宮唯(INAC神戸)を支えながら、長短のパスを活かして攻撃の幅を広げ、機を見た鋭い縦パスをFWのキャプテン高橋はな(浦和L)などに付けて、チャンスの起点となった。
矢形の先制点は、北村の特長が象徴的に出たシーンだ。
右センターバックの石川璃音(エバートン)がボールを持つと、4-4-2で構える相手FWの右脇にポジションを動かした北村が、グラウンダーのパスを引き出す。すると、相手の守備の逆を取るように、成宮にグラウンダーのパスを通して、そこから高橋、成宮、右ウイングから中央に飛び出した愛川に渡り、左から並走した矢形のゴールに結びついた。
千葉Lのアカデミー育ちで、現在スウェーデンで国際経験を磨く23歳は、なでしこジャパンでも競争の激しいボランチに割って入れるか。韓国戦と中国戦で真価が問われそうだ。
台湾戦で注目したいのは、初招集の選手たちが躍動したことだ。WEリーグで評価を高めた選手たちをメインに、何人かの海外組を加えて構成されたE-1バージョンのチームは、初招集の選手が11人というフレッシュな顔ぶれで、ニールセン監督にとっても、2027年にブラジルで行なわれる女子W杯に向けて、フルメンバーに入りうる戦力を見極める格好の機会となる。
相手がFIFAランキング42位の台湾であることを考えれば、7位の日本の勝利は当然かもしれない。そのなかで、北村美羽(リンシェーピング)、矢形海優(仙台L)、滝川結女(新潟L)、愛川陽菜(INAC神戸)の初招集組4人がスタメン起用されて、それぞれ与えられたポジションで存在感を示したことは収穫だ。
北村は4-3-3のアンカーとして左インサイドハーフの滝川や右の成宮唯(INAC神戸)を支えながら、長短のパスを活かして攻撃の幅を広げ、機を見た鋭い縦パスをFWのキャプテン高橋はな(浦和L)などに付けて、チャンスの起点となった。
矢形の先制点は、北村の特長が象徴的に出たシーンだ。
右センターバックの石川璃音(エバートン)がボールを持つと、4-4-2で構える相手FWの右脇にポジションを動かした北村が、グラウンダーのパスを引き出す。すると、相手の守備の逆を取るように、成宮にグラウンダーのパスを通して、そこから高橋、成宮、右ウイングから中央に飛び出した愛川に渡り、左から並走した矢形のゴールに結びついた。
千葉Lのアカデミー育ちで、現在スウェーデンで国際経験を磨く23歳は、なでしこジャパンでも競争の激しいボランチに割って入れるか。韓国戦と中国戦で真価が問われそうだ。
先制点を記録した矢形は、昨シーズンのWEリーグで11得点を挙げた点取り屋だが、台湾戦は人生初という左サイドバックのポジションでプレー。序盤から日本が押し込む流れで、左ウイングの山本柚月(ベレーザ)を追い越そうかというほど高いポジションを取り、時間帯によっては右の遠藤優(所属先未定)と左右を入れ替わるなど、独自性の高いサイドバック像を見せた。
それでいて守備では、ニールセン監督も高く評価するほど、ボール奪取や素早い戻りなどで、新境地開拓を印象付けた。左サイドバックはフルメンバーのなでしこジャパンでも人材が不足気味で、ニールセン監督も高橋など色々な選手をテストしている。
25歳で代表デビューと、女子選手としてはやや遅咲きではあるが、ここから北川ひかる(エバートン)や復帰が待たれる遠藤純(エンジェル・シティ)を脅かす存在になっていけるか。
【画像】美女がずらり!! 真野恵里菜、平愛梨、高梨臨…新旧日本代表を支える"タレント&モデルの妻たち"
それでいて守備では、ニールセン監督も高く評価するほど、ボール奪取や素早い戻りなどで、新境地開拓を印象付けた。左サイドバックはフルメンバーのなでしこジャパンでも人材が不足気味で、ニールセン監督も高橋など色々な選手をテストしている。
25歳で代表デビューと、女子選手としてはやや遅咲きではあるが、ここから北川ひかる(エバートン)や復帰が待たれる遠藤純(エンジェル・シティ)を脅かす存在になっていけるか。
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