怒りのマラドーナが母国代表監督就任に「私ならタダでやる!」と名乗り上げる!

2016年07月21日 サッカーダイジェストWeb編集部

「金は問題じゃない」と意欲

リオデジャネイロ・オリンピックに参加するU-23チームへの帯同を申し出るなど、現場復帰に意欲的な動きを見せるマラドーナ。はたして“神様”の望みは叶うのだろうか…。 (C) Getty Images

 元アルゼンチン代表FWで、サッカー界で燦然と輝くキャリアを残してきたディエゴ・マラドーナが、現在空位となっているアルゼンチン代表監督に名乗り上げた。
 
 アメリカ・メディア『FOX SPORTS』のインタビューに応じたマラドーナは、7月5日にヘラルド・マルティーノ監督が辞任してから空席となり、様々な候補者の名前が挙がる母国の代表監督について「シメオネは金銭面的な理由で折り合いがつかなかったようだが、私にとって金は問題じゃない」とコメントした。
 
 さらに「世界中の人々が私を高価な監督だと思っているかもしれない。なら、モウリーニョはどうだ? アンチェロッティやシメオネは? 彼らに掛かるコストがいくらになるか私にはわからない。私なら無償で代表監督を務めるよ」と世界の名将たちの名前を引き合いに出して自論を展開したのだ。
 
 2012年7月にUAEのアル・ワスルを解任されて以来、現場からは離れているスーパーレジェンドは、「監督として指揮を執るのが恋しい。選手と働くことやジャーナリストたちと戦うことが恋しいんだ」と監督への復帰を渇望していることを明かしている。
 
 2008年にアルゼンチン代表監督に就任し、2010年の南アフリカワールドカップを戦ったマラドーナ。8月4日(現地時間)からリオデジャネイロ・オリンピックに参加するU-23アルゼンチン代表への帯同を申し出るも、同チームの指揮官で1986年のメキシコ・ワールドカップでチームメートだったフリオ・オラルティコチェアに断られていた。
 
 その際には「魂を傷つけられた」と怒りを露わにしていたが、はたしてA代表監督への電撃復帰は実現するのか? 今後もアルゼンチン代表の監督人事から目が離せない。
 
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