代表デビュー戦で4得点、95年ぶりの快挙
1トップで先発した垣田(右)。自身の得点こそなかったが、効果的な動きでジャーメインの4得点に関与した。写真:梅月智史(サッカーダイジェスト写真部/現地特派)
日本代表は、韓国で開催されているE-1選手権の初戦に臨み、香港に6-1で勝利した。そのうちの5得点は前半、しかも4得点は、この試合が代表初キャップのジャーメイン良が決めたものだ。代表デビュー戦で4得点というのは、1930年5月に若林竹雄氏が記録して以来、95年ぶりの快挙となった。
チーム練習は1日しかできていない状況ではあったが、4得点のジャーメインはもちろん、1トップの垣田裕暉の効果的なポストプレーや、左シャドーで起用された宮代大聖の起点となる仕掛け、ジャーメインの2得点や稲垣のゴールをお膳立てした相馬勇紀の幅広く攻撃に関わる動きなどが、見事にブレンドされてパワーを生み出していた。
象徴的なシーンが、この日の先制点となったジャーメインの1点目だ。5-4-1のような形で構える香港に対して、日本は左から縦をえぐった相馬がクロスを上げるが、ゴール前に飛び込むジャーメインの頭上を越えてファーサイドに流れる。
そこで香港陣内まで上がっていた安藤智哉が即時回収すると、右の久保藤次郎、ボランチの川辺駿を経由して、3バック中央の荒木隼人に渡る。
そこから再度、右の久保にボールを振って、荒木の右脇に降りてきた川辺が久保からのリターンを左に展開すると、古賀太陽が左前方の相馬に斜めの縦パスを入れた。
その間に、左シャドーの位置から手前に引いて、古賀と相馬の間にポジションを取っていた宮代が、縦にスプリントして相馬にスペースを与えると、そこに連動した相馬がマイナスの切り返しから右足でクロスを送り込んだ。
その時、ゴール前はニアに垣田が走り込み、ゴール前中央のジャーメインの外側にはボランチの稲垣祥が走り込んでおり、香港のマークが分散される形に。
ジャーメインはフェルナンドに付かれていたが、相馬からボールが来る瞬間にステップバックしてフリーになると、見事な胸トラップから左足を一閃して、ゴール右にシュートを突き刺した。
チーム練習は1日しかできていない状況ではあったが、4得点のジャーメインはもちろん、1トップの垣田裕暉の効果的なポストプレーや、左シャドーで起用された宮代大聖の起点となる仕掛け、ジャーメインの2得点や稲垣のゴールをお膳立てした相馬勇紀の幅広く攻撃に関わる動きなどが、見事にブレンドされてパワーを生み出していた。
象徴的なシーンが、この日の先制点となったジャーメインの1点目だ。5-4-1のような形で構える香港に対して、日本は左から縦をえぐった相馬がクロスを上げるが、ゴール前に飛び込むジャーメインの頭上を越えてファーサイドに流れる。
そこで香港陣内まで上がっていた安藤智哉が即時回収すると、右の久保藤次郎、ボランチの川辺駿を経由して、3バック中央の荒木隼人に渡る。
そこから再度、右の久保にボールを振って、荒木の右脇に降りてきた川辺が久保からのリターンを左に展開すると、古賀太陽が左前方の相馬に斜めの縦パスを入れた。
その間に、左シャドーの位置から手前に引いて、古賀と相馬の間にポジションを取っていた宮代が、縦にスプリントして相馬にスペースを与えると、そこに連動した相馬がマイナスの切り返しから右足でクロスを送り込んだ。
その時、ゴール前はニアに垣田が走り込み、ゴール前中央のジャーメインの外側にはボランチの稲垣祥が走り込んでおり、香港のマークが分散される形に。
ジャーメインはフェルナンドに付かれていたが、相馬からボールが来る瞬間にステップバックしてフリーになると、見事な胸トラップから左足を一閃して、ゴール右にシュートを突き刺した。
「最初のシュート。それがJリーグでは精度を欠いていたので。最初の1点目が入ったことで、比較的、良い流れで、できました」と振り返るジャーメインだが、ゴールの理由については「カッキー(垣田)が本当に、頻繁にボックス内でアクションを起こしてくれてたので。その周辺で良いポジを取って、良いフィーリングでシュートを打てた」と、この日の"相棒"の助けを強調する。
同じく相馬のクロスから決めた2点目は得意のヘディングで、バレーボールで言うブロードのようにポジションを中央からファーに一瞬で移動して、チャン・シンイチの外側からうまく合わせた形だった。
ジャーメインも「どっちかと言うと、自分はああいう形が多いので。そういう1つ良さが出た」と語るが、やはり垣田がニアに走ったことで、相手を引き付けたことがジャーメインの逆を取る動きを助けることになった。
稲垣の鮮やかなミドルシュートによるチーム3点目を挟んで、ジャーメインのハットトリックとなる22分の得点は、古賀の縦パスを起点に、川辺、垣田のヒールパスが続いたところからジャーメインが左足でゴール左隅に決めた。
この得点に関してジャーメインは「やはりカッキーが良いポストプレーをしてくれて。それまでに2点取れてたというのもあって、思い切って前向きで、ゴールに向いてプレーできてた。本当に良いコンビネーションのゴールだったと思います」と振り返る。
【画像】美女がずらり!! 真野恵里菜、平愛梨、高梨臨…新旧日本代表を支える"タレント&モデルの妻たち"
同じく相馬のクロスから決めた2点目は得意のヘディングで、バレーボールで言うブロードのようにポジションを中央からファーに一瞬で移動して、チャン・シンイチの外側からうまく合わせた形だった。
ジャーメインも「どっちかと言うと、自分はああいう形が多いので。そういう1つ良さが出た」と語るが、やはり垣田がニアに走ったことで、相手を引き付けたことがジャーメインの逆を取る動きを助けることになった。
稲垣の鮮やかなミドルシュートによるチーム3点目を挟んで、ジャーメインのハットトリックとなる22分の得点は、古賀の縦パスを起点に、川辺、垣田のヒールパスが続いたところからジャーメインが左足でゴール左隅に決めた。
この得点に関してジャーメインは「やはりカッキーが良いポストプレーをしてくれて。それまでに2点取れてたというのもあって、思い切って前向きで、ゴールに向いてプレーできてた。本当に良いコンビネーションのゴールだったと思います」と振り返る。
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