A代表デビュー戦で別格感。“パリ五輪世代10番”が森保ジャパンに与えたインパクト【E-1/コラム】

2025年07月09日 白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

プレッシャーを感じさせないプレー

香港戦で存在感を示した大関。写真:梅月智史(サッカーダイジェスト写真部)

 香港戦の後半、明らかに停滞していた日本代表に再び躍動感をもたらしたのは、この日がA代表デビューとなったパリ五輪世代の若きMFだった。

 2025年7月8日に開催されたE−1選手権の香港戦で日本は6−1と勝利した。4ゴールを叩き込んだジャーメイン良の活躍もあってスコア上は大勝したわけだが、前後半とも完璧な試合運びだったかと言えばそうではない。そのジャーメインと、献身的な働きが目を引いたCF垣田裕暉を下げた後半(この時点でスコアは5−0)の森保ジャパンは暑さのせいもあってか、動きが鈍かった。

 複数人が絡む攻撃は影を潜め、59分にはコーナーキックのピンチから失点。後半最初の15分は"不甲斐ない"と批判されても不思議はない内容だった。そんな日本に再び生命を吹き込んだのは、63分に投入された大関友翔だ。

 1−5で迎えた63分、川辺駿に代わってボランチを任された"パリ五輪世代の10番"は創造性豊かなパスと精力的なランニングで中盤を活性化。これが代表デビュー戦というプレッシャーを感じさせない、むしろ別格感を示した。
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 この日の主役は当然ながら一挙4ゴールを奪ったジャーメインだが、"影のMVP"に推したい垣田(前線でのプレスとポストプレーをこなす働きは見事だった)とともにアピールに成功したひとりが、この大関だったと考えている。

 もちろん森保ジャパンのコアメンバー、遠藤航、守田英正、田中碧と比べれば物足りなさはある。ただ、この鉄壁トリオに続きそうな戦力として可能性を感じさせたのも事実。ここでアピールできなければ来年のワールドカップへの扉は開かれないわけで、その意味で大関が与えたインパクトは未来へと繋がる意義のあるものだった。

文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)

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