スペイン１部のアスレティックは現地７月４日、スペイン代表FWニコ・ウィリアムスとの契約延長を発表した。

　2027年６月までだった契約を2035年まで８年間延長。契約解除金についても、当初の約5800万ユーロ（約96億円）から50％以上増額されたことが明らかになっている。

　22歳のN・ウィリアムスは、2013年夏にアスレティックの下部組織に加入し、2020－21シーズンにトップチームデビュー。ここまで公式戦通算167試合・31ゴール30アシストを記録し、昨年夏からは背番号「10」をつけてプレーしたまさにチームのアイコンと言える存在だ。2024－25シーズンは公式戦45試合に出場し、11ゴールの成績を残していた。
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　今夏の移籍市場ではバルセロナやバイエルン、アーセナルなど複数メガクラブが興味を示していて争奪戦の様相を呈していた。

　とくにバルセロナとは2031年6月末までの６年契約で個人合意に達し、後はクラブが契約解除金を支払うだけの段階だと移籍市場に精通するファブリツィオ・ロマーノ記者も自身のXで報じていた。しかし、契約延長したことでアスレティックへの残留が濃厚となっている。

　契約延長にあたり、N・ウィリアムスはクラブの公式サイトで「決断を下す時、僕にとって最も重要なのは心だ。僕は仲間とともに自分が望む場所にいる。ここが僕の家だ。アウパ・アスレティック！」とコメントしている。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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