今月も一森は実に素晴らしいパフォーマンスだった
平畠氏が選出した6月のJ1月間ベストイレブン。(C)SOCCER DIGEST
芸能界屈指のサッカー通で、J1からJ3まで幅広く試合を観戦。Jリーグウォッチャーとしておなじみの平畠啓史氏がセレクトする「J1月間ベストイレブン」。6月の栄えある11人はどんな顔ぶれになったか。
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梅雨を感じる間もなく、6月なのに天気予報の晴れマークは真っ赤。早くも飲水タイムが実施されるゲームも出てきた6月のJリーグ。今回のJ1リーグ、6月のベストイレブンは6月1日に第19節の3試合が行なわれましたが、第20節、6月14日に行なわれたゲームからが対象です。
2、3、4試合(浦和はクラブ・ワールドカップに参加していたので、この期間の試合はなし)と消化試合数にばらつきがあるということもあり、勝敗や数字にこだわりすぎることなく(いつもあまり気にしていないけど)、ベストイレブンそしてMVPを選んでいきます。
GKはG大阪の一森純。20節・清水戦では圧巻のパフォーマンスで無失点。「神様、仏様、一森様」状態だった。次のFC東京戦ではPKストップもあり無失点。京都戦では3失点したものの、このゲームでもファインセーブを披露。今月も一森は実に素晴らしいパフォーマンスだった。
3バック右には通常右ウイングバックでプレーする柏の久保藤次郎。6月は2ゴール。柏の右サイド、原田亘、小泉佳穂の3人が織りなす魅惑のコンビネーションは変幻自在。そのなかでも久保の力強い突破力は必要不可欠。中京大学在学中に特別指定として藤枝MYFCでプレーしていた頃から違いを見せていたが、さらに進化し日本代表にも選出された。代表での活躍も楽しみにしたい。
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梅雨を感じる間もなく、6月なのに天気予報の晴れマークは真っ赤。早くも飲水タイムが実施されるゲームも出てきた6月のJリーグ。今回のJ1リーグ、6月のベストイレブンは6月1日に第19節の3試合が行なわれましたが、第20節、6月14日に行なわれたゲームからが対象です。
2、3、4試合(浦和はクラブ・ワールドカップに参加していたので、この期間の試合はなし)と消化試合数にばらつきがあるということもあり、勝敗や数字にこだわりすぎることなく(いつもあまり気にしていないけど)、ベストイレブンそしてMVPを選んでいきます。
GKはG大阪の一森純。20節・清水戦では圧巻のパフォーマンスで無失点。「神様、仏様、一森様」状態だった。次のFC東京戦ではPKストップもあり無失点。京都戦では3失点したものの、このゲームでもファインセーブを披露。今月も一森は実に素晴らしいパフォーマンスだった。
3バック右には通常右ウイングバックでプレーする柏の久保藤次郎。6月は2ゴール。柏の右サイド、原田亘、小泉佳穂の3人が織りなす魅惑のコンビネーションは変幻自在。そのなかでも久保の力強い突破力は必要不可欠。中京大学在学中に特別指定として藤枝MYFCでプレーしていた頃から違いを見せていたが、さらに進化し日本代表にも選出された。代表での活躍も楽しみにしたい。
中央には柏の古賀太陽。主体的にボールを動かす柏のサッカーはGKの小島亨介と古賀が後方の中央にいるからこそ成立すると言っても過言ではない。センターバックタイプの選手が他にいなくとも、古賀の守備力そしてフィード力が柏を支えている。
左には町田の昌子源。守備力は言うまでもないが、フィードの正確性が素晴らしい。右のアウトサイド、望月ヘンリー海輝への展開だけでなく、その手前の西村拓真にパスを通すこともある。ボランチの下田北斗に預けたかと思えば、左サイドの相馬勇紀の突破を促すようなパスも出す。昌子を起点にパスが放射状に広がっていく。6月、3連勝の町田は攻撃のシーンを多く作り出していたが、昌子のフィードから攻撃が始まることも多かった。
中盤三枚は、暑さや連戦を言い訳にしないハードワーカー3人をセレクト。福岡の松岡大起、神戸の井手口陽介、京都の川﨑颯太。この3人は調子が悪いとか走れていないような試合をまったく見ることがない。松岡の献身性、そして執拗な相手への寄せは福岡には欠かせない。
井手口のカバーエリアは広大で、自陣のサイドで守備をしていたかと思えば、攻撃で相手ゴール前に姿を見せる。高い守備力を持つ川﨑は、年々攻撃への意識も高まっている。6月、勝点を重ねたチームの中盤には、ハイライト映像にはあまり映らないようなところで献身的にプレーするハードワーカーが素晴らしい仕事をしていた。
【画像】小野伸二や中村憲剛らレジェンドたちが選定した「J歴代ベスト11」を一挙公開!
左には町田の昌子源。守備力は言うまでもないが、フィードの正確性が素晴らしい。右のアウトサイド、望月ヘンリー海輝への展開だけでなく、その手前の西村拓真にパスを通すこともある。ボランチの下田北斗に預けたかと思えば、左サイドの相馬勇紀の突破を促すようなパスも出す。昌子を起点にパスが放射状に広がっていく。6月、3連勝の町田は攻撃のシーンを多く作り出していたが、昌子のフィードから攻撃が始まることも多かった。
中盤三枚は、暑さや連戦を言い訳にしないハードワーカー3人をセレクト。福岡の松岡大起、神戸の井手口陽介、京都の川﨑颯太。この3人は調子が悪いとか走れていないような試合をまったく見ることがない。松岡の献身性、そして執拗な相手への寄せは福岡には欠かせない。
井手口のカバーエリアは広大で、自陣のサイドで守備をしていたかと思えば、攻撃で相手ゴール前に姿を見せる。高い守備力を持つ川﨑は、年々攻撃への意識も高まっている。6月、勝点を重ねたチームの中盤には、ハイライト映像にはあまり映らないようなところで献身的にプレーするハードワーカーが素晴らしい仕事をしていた。
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