降格圏の17位・甲府が第1S王者・鹿島とドロー! 新戦力ドゥドゥが残留争いへの切り札となるか

2016年07月17日 サッカーダイジェストWeb編集部

甲府が2戦連続のドロー。

稲垣が開始3分に先制点。このゴールから計6点が生まれる撃ち合いとなった。(C) J.LEAGUE PHOTOS

[J1・第2ステージ4節]甲府 3-3 鹿島 7月17日/中銀スタ

 下位に低迷する甲府が第1ステージ王者に対し、点の取り合いを演じた末に価値ある勝点1を掴んだ。

 ホームの甲府は、開始3分に左サイドを破り、最後は稲垣が押し込んで幸先よく先制。しかし、鹿島もボール支配で上回り主導権を握ると、6分に西のクロスにJ1初ゴールとなる杉本が合わせ同点とする。さらに27分には遠藤が直接FKを沈め、鹿島が逆転に成功した。

 いったんは流れを鹿島に明け渡した甲府だが、後半立ち上がりの50分にセットプレーのチャンスを活かす。左サイドでFKを獲得した甲府は、橋爪のキックに黒木が頭で合わせゴールネットを揺らした。

 これで甲府が試合を振り出しに戻すと、69分には新戦力FWのドゥドゥが爆発を見せる。ペナルティエリア左でボールをキープしたドゥドゥはターンで相手ふたりをかわし、右足でカーブを掛けたテクニカルな一発を突き刺す。鹿島を相手に3-2とリードする。

 しかし、甲府は逆転も束の間、直後の71分、鹿島の中村にヘディングシュートを決められ、同点とされる。さらに78分には3点目を奪い、攻撃の起点となっていたドゥドゥが足を痛め負傷交代。その後は攻め手を失い、鹿島の反撃を許す展開に。

 それでも甲府は最後まで鹿島の攻撃を凌ぎ切り3-3でタイムアップ。前節の磐田戦に続くドローで、勝点1を手にした。甲府は、新戦力のドゥドゥがゴールシーン以外にもポストプレーなど、最前線でよく機能した。今後の残留争いに向けて切り札となる活躍が期待できそうだ。
 
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