降格圏19位の横浜FC。指揮官は重圧とどう向き合う? 置かれている立場に感謝の気持ちを忘れず「だからベストを尽くさなきゃいけない」

2025年06月26日 広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)

「シーズン中はプレッシャーを感じなくなることはない」

揺るぎない信念でJ1残留を目ざす四方田監督。写真:永島裕基

「でも、やるしかないから」

 現在のプレッシャーと、どう向き合っているのか。そんな質問を投げかければ、横浜FCの四方田修平監督はシンプルに答えた。

 1年でJ1に復帰した今季、目標は何よりも「残留」だ。横浜FCはここまで21試合を消化し、5勝4分け12敗の戦績。勝点19で降格圏の19位だ。

 6月に入ってからは3連敗。黒星が続く厳しい状況で、四方田監督も重圧を感じているはずだが、ただ、置かれている立場に感謝の気持ちを忘れず、そのうえで全力を傾ける。

「(監督を)やりたくても、やれない人はたくさんいると思います。だから、ベストを尽くさなきゃいけない。健康な身体で、Jリーグの監督として、こういうしびれるような状況で指揮が執れるというところで、やっぱりベストを尽くしたいなと思います」
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 次はいかに戦うべきか。スタメンはどうするか。勝負の世界に身を置き、常に気を張っている状態といっても過言ではない。リフレッシュする瞬間はあるかもしれないが、「完全に離れることは、やっぱりないですね」と明かす。「シーズン中は、プレッシャーとかを感じなくなることはない」とも。

 勝負に勝ったり、負けたりの繰り返し。良い時があれば、悪い時もあり、少なからず心の持ちようも変わってくるが、「そこはもう長くやってきて、十分に分かっている」。

 指揮官として、多くの修羅場をくぐってきた。たとえ苦境に陥っても、動じることはない。静かに発せられた「しっかりと、みんなを引っ張っていければなと思います」という言葉からも、ブレない信念が伝わってきた。

取材・文●広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)

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