【J1採点&寸評】磐田×川崎|CB大井の強気なラインコントロールが光る。4戦連続弾の小林悠も評価

2016年07月17日

最終ラインを統率した大井がMOM。注目された小林祐は“違い”を作れず。

【警告】磐田=ジェイ(10分)、宮崎(45+1分) 川崎=谷口(27分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】大井健太郎(磐田)

【チーム採点・寸評】
磐田 6.5
二度目の2トップを採用し、前線の迫力は確実に増した。一方の守備は、最終ラインを高く設定し、コンパクトな陣形で何度もオフサイドにひっかける狙いが奏功。組み立てに課題は残るが、攻守両面とも上々の内容だった。
 
川崎 5
主導権は握ったものの、崩しの局面に入ると呼吸がやや合わず。意表を突くプレーも少なく、攻撃に変化に乏しかった印象。相手の術中にハマって何度もオフサイドにかかるなど、最後まで精彩を欠いた。
 
【磐田|採点・寸評】
GK
31 志村 滉 6.5
押し込まれる時間が続いたなか、中央に通されたパスに素早く反応するなど好判断。後半に1失点も、小林のミドルを食い止めるなど随所でチームを助けた。
 
DF
3 大井健太郎 6.5
最終ラインを高い位置に設定して、全体をコンパクトに統率。裏を突かれて危ない場面を突かれており、終盤は連係が乱れた。
 
44 パパドプーロス 5.5(73分OUT)
1対1の競り合いで絶大な強さを発揮。とりわけ潰しにかかる際の迫力は群を抜いていた。しかし、後半はやや寄せが遅くなり、小林に振り切られて失点。
 
35 森下 俊 6
中村と声を掛け合いながら、マークの受け渡しを続けた。後方のスペースをケアしつつ、サイドにも目を光らせるなど、多くの仕事をこなした。
 
MF
2 中村太亮 5.5
守備の場面で、小林とエウシーニョのマークに迷う場面も。川辺にパスを通して先制弾の起点になったものの、それ以外では攻撃の持ち味を発揮できず。
 
13 宮崎智彦 5.5
中央突破を警戒しながらスペースを埋めた。警告を受けて以降、激しいプレーを自重した感もあり、終盤は中央から突破される回数が増えた。 
 
40 川辺 駿 6
身体を張った守備で存在感。53分には左サイドを駆け上がり、先制点をアシストするなど攻撃面は評価したい。ただ失点場面では、大島の寄せが甘く、その分を差し引いた。
 
9 太田吉彰 6
攻撃面でスピードを活かす場面は少なく、むしろ守備でその献身性が光った。終盤でも持ち前の脚力を維持し、激しいアップダウンを繰り返した。
 
4 小林祐希 5.5(84分OUT)
ジェイとの連係で中央を打開するなど、前を向けば怖さを発揮。ボールを上手く収めて攻撃の起点となるも、"違い"を作る存在とはまだ言えない。
 
 

次ページ前節を回避したジェイがハイパフォーマンス。先制ゴールで流れを作った。

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