「この状況でその言葉を出せる西川選手、流石だな」浦和レジェンドOBが3戦全敗直後に受け取った言葉は? 大舞台は「一瞬」が命取り【クラブW杯】

2025年06月26日 サッカーダイジェストWeb編集部

「決してレッズの選手たちがサボっていたとか、手を抜いていたとは感じていません。ただやっぱり…」

リベンジを誓った浦和の守護神、西川。(C)Getty Images

 1-3で敗れたリーベル・プレート戦、1-2で逆転負けしたインテル戦、そして――。

 浦和レッズが現地6月25日、クラブW杯のグループステージ第3節で、モンテレイと対戦。すでに敗退が決まっていたなか、強烈な無回転ミドルシュートで被弾するなどし、0-4で大敗した。これによって3戦全敗、得失点-7でアメリカを去ることとなった。

 序盤は自分たちのペースで試合を進め、モンテレイ相手にビッグチャンスを作った。しかし仕留め切れずにいると、30分の失点を皮切りに、立て続けにネットを揺らされた。

「ボールの保持、前を向くサポートの距離、角度、非常に良い部分がたくさん見えたんですけど、自分たちの流れの時に先制点を取れなかったところが1つ痛かったなと。今日のモンテレイの選手たちは、スーパーシュートでしたけども、一瞬だけです。本当に一瞬だけ、寄せる距離等が遅れた瞬間はやっぱ見逃さなかった。思い切りの良いシュートは流石だったなと感じました」
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 そう感想を伝えたのは、浦和OBでDAZNの中継で解説を務めた坪井慶介氏だ。日本代表としても活躍した45歳のレジェンドはまた、こうも語った。

「決してレッズの選手たちがサボっていたとか、手を抜いていたとは感じていません。ただやっぱり、相手のプレッシャーがあるなかで一瞬引いてしまう。勇気を持ってもう1歩前に出られるかどうかは、この舞台を経験したからこそ分かること。この先Jリーグでどう戦っていくかが、この悔しい思いを無駄にしないことだと思います。今は悔しい思いで、沈んでいる気持ちもあるかもしれないですが、そこを何とか乗り越えて、切り替えていってほしいです」

 タイムアップ直後に39歳のGK西川周作とすれ違い、「また強くなります」という言葉を受け取ったという。坪井氏は「この状況でその言葉を出せる西川選手、流石だなと思いました」と称えた。

 大舞台で味わった悔しさを糧に。浦和はまた強くなってリベンジの機会を得られるか。まずは7月19日にFC東京と相まみえる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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