レアル・ソシエダの久保建英は複数のビッグクラブから注目を浴びている。ブンデスリーガ王者のバイエルンもそのひとつだ。

　スペインメディア『El Nacional』は６月25日、「クボは交渉を活発化させており、レアル・ソシエダとの別れは決定的なものになりつつある」と見出しを打ち、次のように伝えた。

「移籍はほぼ決定的だ。この日本人アタッカーはバイエルンの傘下に入った。両者の交渉は活発化しており、ソシエダ残留はますます遠のいているようだ」

　記事によれば、リバプールとの争奪戦に敗れてドイツ代表の"天才"フロリアン・ヴィルツの獲得に失敗したため、「関心が加速している」という。

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「バイエルンはクボを真剣に、より手頃な選択肢と見なしている。クボの契約解除条項は6000万ユーロと設定されている。これは、ドイツの巨人のような資金力を持つクラブにとっては、実現可能な金額だ」

「このような状況下で、ソシエダは複雑な状況に直面している。クボをプロジェクトのキープレーヤーとみなしているものの、契約解除条項の存在が足かせとなっている。バイエルンが（満額の6000万ユーロを払って）それを行使した場合、サン・セバスティアンのクラブはクボを引き留める術がない」

　同メディアは「クボはソシエダで目覚ましい成長を遂げた。不定期にレンタル移籍を繰り返していた有望な若手から、試合の流れを変えるほど成熟し、競争心も強い選手へと成長した」とし、こう締め括っている。

「彼の成長は見逃せない。ここ数か月、ヨーロッパの複数クラブから彼の動向について問い合わせが寄せられている」

　24歳のMFがこの夏にステップアップを果たすのか。大いに注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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