「残っていたら、三冠を逃さなかった」元プレミア得点王が日本人エースの古巣退団を悔やむ「他の選手にはないものを持っていた」

2025年06月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

「彼らはそのクオリティを失ったんだ」

古巣の退団を嘆いたサットン氏。(C)Getty Images

 過去に戻って同じ選択をするかは分からない。古橋亨梧の1月の移籍は、あまりにもうまくいかなかったと言わざるを得ないだろう。

 セルティックのエースとしてサポーターから愛され、ヘンリク・ラーション以来のストライカーとして確かな地位を築いていた古橋。だが、1月にレンヌへ移籍すると、フランスの地ではほとんど出番を与えられることなく、無得点でシーズンを終えた。

 一方のセルティックは、古橋の代わりに前田大然がCFとしてブレイク。得点力を爆発させ、年間最優秀選手に選ばれる活躍を見せた。チームはリーグ4連覇を達成している。だが、スコティッシュ・カップ決勝ではタイトルを逃し、国内三冠を果たすことはできなかった。

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 イングランドのプレミアリーグで得点王になった経験もあるレジェンドOBのクリス・サットン氏は、古橋がいたら結果が違っていたかもしれないとの見解を示した。『Birmingham Live』によると、「セルティックがキョウゴを残していたら、今季は三冠を逃さなかったと思う」と述べている。

「どうなるかは誰にも分からないのだから、ちょっと偽善的かもしれない。でも、1月に彼を売却して、彼らはそのクオリティを失ったんだ」

「彼はレンヌに行ってあまりうまくやれなかったじゃないかと言うだろう。だが、ポイントはそこじゃない。彼は重要なゴールを決めてきた選手だ。ビッグマッチで勝負を決めてきたし、他の選手にはないものを持っていた。1月にセルティックは彼の代役を獲得すべきだったんだ。そこが懸念のところだと思う」

 フランスでの古橋の苦境や、セルティックに前線強化が必要との見方から、"再婚"の噂もあった。ただ、直近で古橋はチャンピオンシップ(イングランド2部)に昇格したバーミンガムへの移籍が取りざたされている。セルティックで同僚だった岩田智輝のチームメイトになるかもしれない。

 古橋とセルティックは、それぞれ別の道で新たな飛躍を目ざすことになるのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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