通訳も語学もなしにオランダへ。小川航基が明かす、欧州で生き抜くためのファクターとは？

「通訳はいないんですよ」

　プロ入り後、ジュビロ磐田、水戸ホーリーホック、横浜FCを経て、2023年夏、オランダのNECナイメヘンに移籍する際、小川航基は通訳をつけなかった。

「怪我のニュアンスを伝える苦労はありましたが、最初から通訳はつけませんでした」

　実際、チームでは何語で話しているのか。

「基本はオランダ語ですが、ノルウェー人、フランス人、スペイン人のチームメイトと話す時は英語です」
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　そう答える小川だが、実は語学を習得しないで渡欧している。

「何も喋れない状態で行きましたが、なんとかなりました（笑）。サッカーになれば問題なかったです」

　色々なジェスチャーを交えながら仲間とのコミュニケーションを深めたという。今となっては「言葉を交わさなくてもこの選手はここにパスが欲しいとか、互いに分かるようになっている」。"サッカー"という共通言語で理解し合える部分があるとも、小川は主張していた。

　結局、言葉云々よりもヨーロッパで生き抜くには「反骨心だったり、気持ちが一番大事」と小川は独自の見解を示す。相手CBの特徴を分析して試合に臨むなど準備を怠らないスタンスも、このストライカーの強みのひとつだろう。

構成●サッカーダイジェストTV編集部

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