通常ならカレスマが蹴るところを、ゲレイロが蹴ったのは…。
勝利への執念、チームや仲間への思いが窺えたベンチ前でのC・ロナウドのアクション。将来、良い監督になれそう!? (C) Getty Images
EURO2016、ポルトガルは開催国フランスを下して悲願の初優勝を果たした。
エースのC・ロナウドはパイエのファウルを受け、前半25分で負傷退場を余儀なくされたが、治療後はベンチに入り、フェルナンド・サントス監督とともにテクニカルエリアに立ち続けた。
監督に「彼がベンチにいることは大きな助けとなった」と言わしめ、改めてチームへの影響力の大きさを示したC・ロナウド。決勝点を挙げたエデルが後半途中で交代出場する際には、「点を取るのはお前だ」と励ましたことが、すっかり有名なエピソードとなっている。
しかし、C・ロナウドは仲間を鼓舞しただけではない。『FRANCE FOOTBALL』によると、エデルの決勝点の2分前、ゴール正面の好位置で得たFKで、ゲレイロをキッカーに選んだのは、"監督"C・ロナウドだという。
通常、C・ロナウドが蹴らない場合、カレスマ(出場していれば)が蹴ることになっており、この時もボールをセットしたのは彼だった。しかし蹴る直前、カレスマがベンチに目を向けると、C・ロナウドがゲレイロに蹴らせるよう、指示を送ったというのである。
結果は周知の通り、ゲレイロが左足で蹴ったボールはクロスバーを叩き、フランスに冷や汗をかかせた。そして、さらに勢いに乗ったポルトガルは、その2分後にエデルのシュートで決勝点を奪ったのだった。
ゲレイロがゴールを決めたわけでなく、カレスマが蹴っていればどうなったか分からないので、このC・ロナウドの指示が"英断"だったかどうかは判断できないが、それでも彼の行動が少なからず試合の流れに、良い意味で影響を与えたことは間違いないだろう。
過去に、ピッチ上の監督、監督以上の存在、といわれた選手は多々存在するが、プレイングマネジャーでもないのに、こういったかたちで重要な一戦でチームの勝利に貢献した選手は、C・ロナウドが初めてかもしれない。
エースのC・ロナウドはパイエのファウルを受け、前半25分で負傷退場を余儀なくされたが、治療後はベンチに入り、フェルナンド・サントス監督とともにテクニカルエリアに立ち続けた。
監督に「彼がベンチにいることは大きな助けとなった」と言わしめ、改めてチームへの影響力の大きさを示したC・ロナウド。決勝点を挙げたエデルが後半途中で交代出場する際には、「点を取るのはお前だ」と励ましたことが、すっかり有名なエピソードとなっている。
しかし、C・ロナウドは仲間を鼓舞しただけではない。『FRANCE FOOTBALL』によると、エデルの決勝点の2分前、ゴール正面の好位置で得たFKで、ゲレイロをキッカーに選んだのは、"監督"C・ロナウドだという。
通常、C・ロナウドが蹴らない場合、カレスマ(出場していれば)が蹴ることになっており、この時もボールをセットしたのは彼だった。しかし蹴る直前、カレスマがベンチに目を向けると、C・ロナウドがゲレイロに蹴らせるよう、指示を送ったというのである。
結果は周知の通り、ゲレイロが左足で蹴ったボールはクロスバーを叩き、フランスに冷や汗をかかせた。そして、さらに勢いに乗ったポルトガルは、その2分後にエデルのシュートで決勝点を奪ったのだった。
ゲレイロがゴールを決めたわけでなく、カレスマが蹴っていればどうなったか分からないので、このC・ロナウドの指示が"英断"だったかどうかは判断できないが、それでも彼の行動が少なからず試合の流れに、良い意味で影響を与えたことは間違いないだろう。
過去に、ピッチ上の監督、監督以上の存在、といわれた選手は多々存在するが、プレイングマネジャーでもないのに、こういったかたちで重要な一戦でチームの勝利に貢献した選手は、C・ロナウドが初めてかもしれない。